畑こうじ情熱ブログ

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陳情について

2009年11月27日 17時37分10秒 | Weblog
 新しい陳情(この言葉自体は好きではないのですが。)処理システムが始まりました。基本的には地域の県議、総支部を通じて県連に上げて県連で処理方法やレベルの判断を行い、必要に応じて党本部の幹事長室に上げるというシステムです。幹事長室ではさらに必要に応じて政務三役につなぐということになります。これまでの議員個人が受け付けてその処理も不透明だったという実態からすればかなり透明なシステムです。しかし、手続がぎちぎちしていて面倒だというのも正直な気持ちです。まあ、このシステムが進んでいく中で実務的にこなれたやり方に改善されていくことと思います。

 陳情(要望)は、議員会館にもたっぷり届きます。国会議員としては、これからは自分の判断で議員活動の中で活かしていくもの、新しいシステムで県連に提出して県連から幹事長室に上げてもらうべきもののいずれかに判断を迫られることになります。
 陳情・要望の届けられ方は、いろいろあります。議員会館のポストに投げ込まれただけのもの、郵送で送られて来るもの、直接議員や秘書に届けられるもの、アポイントの時間を取って説明を受けるものがあります。最後のアポを要請されるもの以外は基本的には何人もの議員に届けられているのが通例です。これらを全部合わせると1日につき十数件は届きます。議員活動の仕事の大きな割合を占めるのがこの処理ということになります。議員心理としては、自分だけに頼まれたものは最優先で対応してあげたくなるのが人情です。内容のまともさは千差万別です。ただ無理筋のものでも「こんなのはダメですよ。」とその場で突き返すわけにはいきません。これが官僚とは異なるところです。
 まさに陳情・要望をさばく能力こそ政治力と言えるでしょう。