畑こうじ情熱ブログ

あなたがいるから頑張れる。わたしの熱い想いを感じてください。

ダブルヘッダー。意外な麻生副総理の反応

2013年04月11日 16時34分01秒 | Weblog
 昨日は、午前の農林水産委員会、夕方は予算委員会と、二つの委員会で質問に立ちました。午前の農林水産委員会では、「人・農地」プランとからめて、農地の集積のための支援のあり方について質問しました。特に売買による農地集積に対する支援を、賃貸による場合と同様に手厚くすべきではないかという問題意識からでした。本日の日本農業新聞には、いい答弁を引き出したためか、しっかり単独の記事として掲載されていました。それは、「「農地確保へ対策強化」、「担い手への農地集積や耕作放棄地の解消を加速化していくために、県段階の農地の中間的な受け皿の一層の活用を含めて、対策の強化を検討している。」ことを農水省が明らかにした。農地の出し手と受け手の間に立ち、農地を中間保有する機能を持つ、都道府県農業公社などの農地保有合理化法人を念頭にして、政策支援を強めていきたい考えだ。」というものでした。地元の大規模に田んぼをやっている人からの問題提起を踏まえた質問です。

 予算委員会は、私の得意な公共事業論を中心に麻生副総理と議論しました。急激に公共事業を積み増ししたりせずに、必要なものを中長期的観点に立って持続的に進めていくものであるのに、公共事業が経済対策の道具にされすぎるため、公共事業に対する懐疑的な議論も出てくる。先般の補正予算と今年度予算において、公共事業費を無理矢理理念なく、積み増ししているわけです。本来なら、明確な基準と行程のもとの一環として、これぐらい必要だという説明がなければおかしいのですが、それがなく、やみくもに経済対策としてやりやすいところをやる、ということで、公共事業に対する批判が起こっているのです。明確にしなればならないのは、一定の水準で行うべきあるべき公共投資の水準はいくらなのか、という議論です。今回は、OECD各国の公共投資の水準を示す画期的な資料を用意しました。縦軸に、公共投資/GDP、横軸に、海岸線の距離/国土面積、として各国の水準を比較したものです。麻生副総理(財務大臣)は、木で鼻をくくった答弁をすると思いきや、私の資料と議論をほめつつ、全く同じ認識だという答弁をにこやかにしました。今までの予算委員会での表情からはうって変わって、意外なものでした。「大変すばらしい資料ですが、それは、畑議員が、生活の党だからではなく、役人だったからですね。」と皮肉混じりのほめ方もしていました(このあたりが毒舌の麻生さんらしいですが。)。自民党から、いい質問だ、という野次が出るほどでしたが、これには複雑な気分です。

 夜には、復興庁、国交省関係者と意見交換をしました。私の質問内容を絶賛してくれました。根本復興大臣は、過去の予算委員会や復興特別委員会でのやりとりから、手強いと思ったのか、評価してくれていて、「畑議員は、良くわかっいるなぁ。」と周辺の役人に言っていたそうです。正面から対決するのは大変なので、褒め殺しか、取り込もうという深謀遠慮でしょうか。