中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

MH対策は労組と共に

2013年05月15日 | 情報
人事労務担当のみなさんに再提言します。
御社のMH対策に御社の企業内組合に協力を依頼すべきでしょう。
企業内組合のちからを、無視していませんか?
また、組合幹部のみなさん、御社のMH対策に積極的に関与してください。
組合員の心身にわたる健康管理は、組合の重要な任務ではないですか。
今日では、人事労務部門と組合が協力して、MH問題に取り組む時代です。
以下の新聞記事を読んで、組合の能力を再認識しています。小生の提言を真剣に検討してください。

就職の悩み 労組にどうぞ やりがい本音で答えます(4月30日 日経新聞夕刊)

労働組合が大学生との交流の場を広げている。
若手組合員が企業説明会とはひと味違う本音を語り、学生の仕事への不安の解消をサポート。
学生にとっては企業の担当者には聞きにくいことも質問できると好評という。
労組は組織率の低迷が続く危機感があり、将来の働き手に労組を身辺に感じてもらいたいとの思惑があるようだ。

「仕事は楽しいですか」「女性は結婚、出産しても復職できますか」。
今月27日、東京・代々木公園で開かれた連合主催のメーデー中央大会で就活応援Cafeと銘打ったテントが設けられた。
学生2、3人と先輩社会人3、4人ごとにグループに分かれ、1時間半ほど語り合った。
電機メーカーに勤める神奈川県逗子市の山内敦雄さん(29)は、学生から仕事のやりがいを聞かれ「ほとんどはつらいものだよ」と苦笑い。
それでも「営業でお客さんに頼りにされたときにやりがいを感じる」と話すと、学生は真剣な表情で聞き入っていた。
私立大3年の仁科千明さん(20)は「いろいろな企業の先輩に助言してもらえた」とにっこり。
「今日の話も参考にして志望業界を決めたい」と話した。
連合がメーデーで大学生との交流の場を設けるのは昨年に引き続き2度目。
「採用に直接関わらない労組なら遠慮なく聞ける」(担当者)。
厚生労働省の調査で、労組の推定組織率は17.9 %と過去最低の水準に低迷しており
「まずは労組の存在を知ってもらいたい」との思いもある。
NTT労組、KDDI労組など約250組合が加盟する情報労連(東京)は2006年から、大学生と交流する「明日知恵塾」を年4回、
土曜日の午後に開催。学生20~30人と社会人十数人が参加する。
明日知恵塾の運営にも関わる藤村博之法政大教授は10年6月にNPO法人「人財育成ネットワーク推進機構」(東京)を設立。
参加する労組は食品、医薬、繊維、電機など様々だ。月1回、土曜日の午後に学生約20人、社会人約10人が集まる。
藤村教授は「企業説明会や会社案内に出てくるのは華々しく活躍する先輩ばかり。
学生の多くが入社後に現実とのギャップに悩み、2~3年で辞めてしまう」と指摘。
「職場の実態を把握している労組なら仕事の大変さや喜びを本音で語れる」と話す。

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