中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

リスキリング(学びなおし)の質、量

2024年02月05日 | 情報
大切なことですが、あるいは重要な誤解が生じていると推定できますが、
リスキリング(学びなおし)の質、量は、現在の教授、または大病院の院長、部門長クラスの時代とは全く異なるレベルです。
それを自分たちの経験知をベースにして判断しているから問題が発生するのです。
推測ですが、現在の病院の経営層、管理層の医師は、臨床の現場ではまったく役に立たない存在と理解しています。
卑近な例ですが、社労士も、数十年前はとても簡単に資格を取得することができたそうです。小職もリスキリングに毎日取り組んでいます。


神戸の医師過労自殺、遺族が2.3億円の賠償求めて病院側を提訴
毎日新聞 2024/2/2

神戸市東灘区の病院「甲南医療センター」に勤務していた高島晨伍(しんご)さん(当時26歳)が自殺した問題で、
両親が2日、病院の運営法人と具英成(ぐえいせい)院長に計約2億3000万円の損害賠償を求めて大阪地裁に提訴した。
自殺は、長時間労働でうつ病を発症したのが原因だと訴えている。
訴状などによると、高島さんは2020年4月に同センターに採用された。
22年4月から消化器内科の専門医を目指す「専攻医」として勤務していたが、
診療のほか学会発表の準備に追われ、うつ病を発症して翌5月に自宅で自殺した。
遺族の申請を受けた西宮労働基準監督署は、高島さんの死亡直前1カ月間の時間外労働が207時間に上ったと指摘。
精神障害の労災認定基準(月160時間)を大きく上回っており、
長時間労働でうつ病を発症したのが自殺の原因だとして労災と認定した。
高島さんの連続勤務日数は、亡くなる直前まで100日間に及んだといい、
遺族側は「病院側は長時間労働を認識しながら、改善や是正措置を取ることなく放置した」と主張している。
提訴後に記者会見した母淳子さん(61)は「晨伍の死が何もなかったようにされるのは許せない。
病院側は死を振り返って反省し、労務管理を改め、二度と同じことが起こらないようにしてほしい」と訴えた。
この問題を巡っては、西宮労基署が23年12月、高島さんに違法な時間外労働をさせたとして、
具院長ら2人と運営法人を労働基準法違反の疑いで書類送検している。
病院側は23年8月の記者会見で「過重な労働をさせた認識はない」と主張していた。
今回の提訴については「重く受け止めているが、まだ訴状が届いていないのでコメントできない」としている。
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