中小企業の「うつ病」対策ー人、資金、時間、情報に余裕がない

企業の労働安全衛生、特にメンタルヘルス問題に取り組んでいます。
拙著「中小企業のうつ病対策」をお読みください。

厚労省が初めて企業名公表

2016年05月26日 | 情報

新聞報道にあるように、社労士仲間の情報によると当該企業では、
是正指導の内容を真摯(しんし)に受け止め、
すでに社長を委員長とする社内プロジェクトを立ち上げ、
労働時間管理の徹底や業務の効率化などの取り組みを始めています。」とのようです。
もう少し早めに取り組んでいただければ良いのにと、残念な思いです。

違法な長時間残業と判断 厚労省が初めて企業名公表
NHK 5月20日

厚生労働省は、千葉市にある棚卸し業務の代行会社の複数の営業所で違法な長時間の残業があったとして、
この会社の名前を公表しました。長
時間労働を防ぐため、厚生労働省が行政指導の段階で企業名を公表することを去年、
決めてから企業名が公表されたのは初めてです。
厚生労働省によりますと、この会社は、千葉市にある棚卸し業務の代行会社、
エイジスで、従業員のうち63人が、違法に月100時間を超える残業をさせられていたということです。
厚生労働省は、この会社の4つの営業所でこの1年間に4回是正勧告を行ったということで、
違法な長時間労働が繰り返されていると判断し、19日に企業名の公表に踏み切りました。
厚生労働省は去年、長時間労働を防ぐ対策として、全国に展開する大手企業について、
行政指導の段階で企業名を公表することを決めましたが、企業名が公表されたのは今回が初めてです。
エイジスは全国50か所に拠点を持ち、昨年度の売り上げは179億円に上っています。
エイジスは「是正指導の内容を真摯(しんし)に受け止め、
すでに社長を委員長とする社内プロジェクトを立ち上げ、
労働時間管理の徹底や業務の効率化などの取り組みを始めています」とコメントしています。

違法に100時間超も残業… 国が企業名を初公表
テレビ朝日系(ANN) 5月19日

違法な長時間労働への行政指導で企業名を初めて公表です。
19日、厚生労働省から行政指導を受けたのは、千葉市にある棚卸し業務の代行会社「エイジス」です。
従業員63人が違法に月100時間を超える残業をさせられていたということです。
厚労省は長時間労働の対策として、行政指導の段階で企業名を公表する方針を去年に決めていました。
実際に公表されたのは今回が初めてです。

千葉労働局の是正指導
http://chiba-roudoukyoku.jsite.mhlw.go.jp/library/chiba-roudoukyoku/houdou/souken/2016519151112.pdf

 

 

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