は~とnoエース

かくすれば、かくなるものと知りながら、已むに已まれぬ大和魂。(吉田松陰)

悪党に付ける薬なし。。

2008-10-25 14:58:13 | ニュースから考える
イタリアンレストランチェーン「サイゼリヤ」のピザにメラミンが混入した問題で、千葉県立高校3年の男子生徒が、ピザを食べていないのに代金返還を求め、 約4000円をだまし取っていたことが分かった。生徒がこのことをインターネット上で告白したため、通っている高校に問い合わせが殺到し、特定された。生 徒は店に謝罪して返金、県警八千代署に自ら届け出た。 同署などによると、生徒は21日夜、八千代市内の3店舗で、ピザ代の返金名目で計4111円をだま し取ったことを認めている。
 サイゼリヤはメラミン混入発覚後、レシートなしでも申し出があれば代金を返している。生徒は21日夜、インターネット上の日記に「ピザ食ってないのに稼 がせていただいた。4戦3勝」などと書き込んだ。これが匿名掲示板で集中的に取り上げられ、学校に問い合わせの電話が殺到したため、学校が調査し生徒を特 定した。 電話で申告を受けた同署は「返金済みで、反省もしている」として厳重注意にとどめ、詐欺容疑での立件は見送る。サイゼリヤ購買部は「お客様の良 心に任せるしかないが、このようなことになり残念」とコメントしている。 【毎日新聞 2008年10月25日 2時30分】

昔から「バカに付ける薬はない」という話は良く聞く。だがそれは「悪党に付ける薬はない?」という言葉にも置き換えられる。生まれもっての「性分」を直す には?並大抵のことでは叶わない。記事のような「厳重注意」などでは?手ぬるくて手ぬるくて・・まるで効果の程が期待できない。。

私は、別段、キリスト教の信者ではないが、かねてより「性善説」には疑問を抱いている者の一人だ。昔のヨーロッパには、子供に対して厳しい教育をしていた時代があった。私的には、それも一つの考え方だと思っている。。

悪事を悪事と身体の芯から認識させるためには、多少の苦痛を伴う教育も、致し方がないと理解し、親も、教育者も、子らに対し、愛と勇気を持って行動すべきである。。

現在、政府が推し進めている年金特別便も、或る意味そうである。社保庁に決定的な落ち度が認められる以上、こうした方法も已む得ぬものとは理解しているが、といって受給者の言葉を全て「鵜呑み」にして良いものか?・・実に悩ましいものである。。

話を記事の男に戻せば、高校3年にして、この「嘘つき」である。将来が末恐ろしく感じられても無理はない。それこそ「振り込めサギ」の手先などに落ちて行 かないかとの心配も出て来る。信じる気持ちも、勿論、大切だが、注意して、し過ぎることはない訳で、これ以上、曲がった道に向かないように、務めて周りで 見張っている必要があろうと感じられた。。。




ゲーセン感覚で車を運転し、ひき逃げした女子中学生。。。

2008-10-25 14:52:35 | ニュースから考える
大阪市淀川区で男性が軽ワゴン車に約180メートル引きずられて重傷を負ったひき逃げ事件で、逮捕された中学3年の女子生徒(14)が淀川署の調べに「車 の運転は初めてだった。ゲームで運転できたので、本物でもできると思った」と話していることが24日、分かった。 淀川署によると、生徒はゲームセンター で車のハンドルやアクセルを操作するレーシングゲームなどで遊ぶうちに「本物を運転したい」と思うようになったという。 同署はゲームで運転に関心を持 ち、軽ワゴン車を運転したとみて詳しく聴いている。
 これまでの調べでは、生徒は18日午前2時55分ごろ、大阪市淀川区新北野1丁目の国道176号交差点で、自転車で横断中だった大阪府豊中市の飲食店従 業員村中文夫さん(58)を軽ワゴン車ではねて約180メートル引きずり、車を放置して逃げた疑い。軽ワゴン車はオートマチックだった。 同乗していた男 子中学生3人は「女子生徒に車に乗ろうと誘われた」と話しているという。 【MSN産経新聞ニュース2008.10.24 14:36】

どうして大阪はひき逃げが多いのだろう。。まっ、それは兎も角も、記事の女子中学生・・・これもテレビゲーム時代の申し子なのだろうか?・・・困ったモンである。。

そういえば?・・過去にも、ゲーセンなどに嵌りきって、「本物を運転したい」との一念から、実行に移したバカがいた。当時、類例を見ぬ異常な事件であったから、ご記憶の方も多いと思われる。。

1999年7月23日のこと。羽田発千歳行き全日空61便を、一人の奇妙な犯人がハイジャックしたことから事件は始まる。事件は、操縦室に入り込んだ犯人(当時28歳)により、同機の機長が包丁で殺害されるという痛ましいものだった。。

だが世間を驚かせたのは?・・その後にとった犯人の行動にあった。なんと?その犯人は、機長を殺害後、同機を自ら操縦し出したのである。事件は、隙を見て 突入した副操縦士らによって、犯人は取り押さえられ、事なきを得るのだが、犯人の特異な発想には、今以って驚きを隠せない。。

逮捕後、犯人にはゲームの「フライトシミュレーター」の経験があり、自分で「実機を操縦したかった」と供述した。さらに当時の報道によれば、犯人は「レイ ンボーブリッジをくぐる計画」や「ダッチロール」なども考えていたとされるから?・・市民の受けた驚きも半端ではない。。

確かにゲームセンターや、テレビゲームの進化は目覚しく、私の目にも、その「リアル感」はバツグンと写る。事実、パイロット養成訓練にも、こうした技術は 応用されており、また先のイージス艦と漁船の追突事故では、イージス艦などの見張り訓練にも、こうした「シュミレーション」ソフトが使われていたと報道さ れている。。

例え、ゲームであろうとも、そこで腕が上達すれば?・・実際の力を試したくなるのも?分からぬ話ではない・・当然だと思う。が、しかし、実際の運転には、 更なる知識と経験が不可欠であるのも事実。仮想と現実を混同して判った気になってはいけない。記事の子も深く反省して欲しいものだ。。

誰だったか?・・思い出せないのだが、先の「ノーベル賞」受賞の方が言っておられた。『将来ある子供らにとって、テレビゲームは、決して良くないと」・・・私も同感である。。\_(-_- 彡