は~とnoエース

かくすれば、かくなるものと知りながら、已むに已まれぬ大和魂。(吉田松陰)

大国主義を憂慮する。

2005-04-11 19:17:37 | ニュースから考える
中国は「市場原理」を導入し始めてはいるが忘れてはならないのが、未だ「全体主義」を堅持している国である。
今回の「日本批判」のデモも、極めて「国家先導」の色濃い「ハレンチ」なやり方である。
民衆の心をもてあそぶ「劇薬」的手法は、何れミイラ取りがミイラになる可能性も残されている。いつの日か。「天安門事件」の様な真の「民主化運動」に大衆が目覚められん事を願うばかりだ。
今の中国は「成り上がり」が小金を持ち始めて、いい気になり始めた?という事に尽きる。すっかり調子に乗って「舞い上がっている」様子が見える。
そういう国が今、経済力を背景に「大国意識」を持ち始め「軍事力増強」を進めている。
特に海軍力を増強する方針が伝わっている。つい先日も台湾を見据えた「国家分裂阻止法」を全会一致で可決する「厚顔国家」である。
今後、中国は日本にとっても、アジア全体にとっても非常に「危険な国」となりつつある。

言うまでも無く。日本は「世界平和」の恩恵を最大限に享受し繁栄している国である。
平和の維持は「最優先事項」であり、まして先の大戦で亡くなった英霊に対しても二度と戦争はしないと約束している。しかし理不尽な「やり方」や「要求」にも怯む事無く「きちんと対応する」事も「普通の国家」として当然の事である。

この整合性をどこに付けるか?国民のコンセンサスに向けた議論を高めたり、世論のバックアップが最も必要とされるこの時期に、一方で、「郵政民営化反対」やローマ法皇の葬儀参列の「軽量批判」など、政府の足を引っぱって?面白がっている傾向、連中に腹が立つ。

更には、中国や韓国との軋轢の解消に、またしても「小泉さんに行ってこい」との声を聞くに至っては溜息も出て来る。
大体。こういう人達は何か問題がある度に、政府や社会にだけ責任を追っ付けて「あたりめえだ」意識に立つ連中である。およそ礼儀と云うものを知らない。
子育てでも「しつけ」を学校や教師にばかり押し付けてはばからない「無責任な親」も多く残念でならない。
今後。平和を維持しながらも国家として何が出来るか?国論をまとめていく必要がある。そう云った「建設的議論」の高まりを期待したい。
積極的に政府を後押しする世論のバックアップがこの時期、何よりも必要と考えます。