日々是マーケティング

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「フィンテック」って、何?

2016-01-06 13:13:23 | ビジネス

ウィークディの朝聞いている番組で、気になる言葉があった。
「フィンテック」という言葉だ。
ご存じだろうか?
リポビタンD TREND EYES:2016年は「大変化の年」普及が予測される”フィンテック゛とは

NHKニュースウォッチ(特集まるごと):新しい金融ビジネス 急成長する゛フィンテック”
によると、「金融(=ファイナンス)」と「技術(=テクノロジー)」を合わせた、造語のようだ。

昨年の暮れ、イオン銀行が「指紋認証による、ATM」を発表し、拙ブログでもエントリをした。
実際、すでに一部銀行のATMでは、指紋認証ではなく「手のひら静脈認証」によるATMがある。
そのようなATMはあるのだが、実際に利用している人はほとんどない(というか、見かけたことがない)。
おそらく、この認証システムを利用するためには、事前に「手のひら静脈」を登録する必要があるため、その「登録」そのものをためらう人が多いのでは?という気がしている。

「指紋認証」についても、同じようなコトが考えられる。
実際「指紋を採る」というと、良い気持ちのものではない。
子供の頃我が家に空き巣が入り、最寄りの警察で指紋を採られたことがあったが、子供ながらに「なんとなく、嫌だな~」と、思った記憶がある。その記憶があるせいだろうか?「指紋を採る」コトに抵抗感がある。
ただ、違う見方をすると「指紋認証」を上手に使えば、様々なメリットがある。
それは「セキュリティー」という点だ。
イオン銀行が運用メリットとして挙げている、災害時の引き出しなどでは「本人を確認する方法」がほとんどないため、「指紋認証」などの活用は有効だろう。
このような「本人確認の簡便化」となる技術と、金融が結びついていくコトは、利用者側にとってメリットが高いのでは?と思われるし、このシステムが問題なく普及していけば様々な分野で、個人情報が統合されていく可能性があるだろう。
例えば、「自動車免許所+健康保険証+病院などでの個人カルテ」などを統合するコトで、病歴などから運転免許の一時停止などができるようになるかもしれない。

その一方で、昨日総務省が「ポイント統一」という内容を検討している、とYahoo!のトピックスで取り上げられ、ネットユーザーから、大ヒンシュクのコメントが多数寄せられていた。
日本テレビ系:総務省 ポイントカード一本化を検討へ  
何故、各企業が発行しているポイントカードをマイナンバーと合わせるのか、その理由がわからないのだが、これもまた「フィンテック」の一つだろう。

この「フィンテック」が普及するためには、利用する側のメリットが十分であるコト。
もちろん社会的メリットがある、という点も必要だろう。
何より「セキュリティー」に対する不安がないコト、が一番重要な点だと思う。
とすれば、この「フィンテック」が普及するためには、「汎用性とセキュリティーが高い」という、二つの相反するメリットを克服しなくては、難しいのではないだろうか?