日々是マーケティング

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コカコーラと浄水システム

2013-08-31 12:30:57 | ビジネス

Yahooのトピックスに、「メキシコでも炭酸飲料の規制の動き」というウォールストリートジャーナルの記事を取り上げていた。
ウォールストリートジャーナル:「炭酸飲料めぐる健康論争、メキシコでも」

以前、同様の話題が米国でもあったが、メキシコの場合米国とは違う事情がある様だ。

米国の場合、あの食事そのものが健康によくないのでは?と感じるところが多い。
しかも低所得層になればなる程、その食事内容は体に悪そうなメニューが中心になっていく。
その中で炭酸飲料(具体的には「コーラ」)は、中心的な存在だろう。
何故なら、あのハンバーガーのような食べ物には、コーラそのものがとてもよく合うからだ。
マクドナルドで、多くの人がコーラとセットでオーダーする、と言うのはある意味自然なコトなのだと思う。
ところが、コーラ消費量が米国に次いで多いと言われるメキシコの場合、もちろん食事の米国化という理由もあるとは思うのだが、それ以上に「飲料水」そのものの質に問題がある様だ。

日本のように、水資源が豊かで良質な国というのは、世界的に見れば稀だ。
それでも最近は、ミネラルウォーターを購入するコトも当然になってきたし、家庭用浄水器を付けているご家庭も多いだろう。
それとは別に、「名水百選」に選ばれた湧き水を求めて、クルマで遠出をされる方もいらっしゃる。
それほど、日本人にとって「水」というのは、大切なものと言う気がしている。

そんな日本人だからこそ、世界でもトップレベルの浄水システムを作り上げ、海外でプラントを作り、水を供給するコトができるのかも知れない。
とすれば(既に稼働をしているのかも知れないが)、メキシコでも日本の浄水プラントを輸出できるチャンスなのではないだろうか?

「良質な水を供給する」と言うのは、衛生面の問題だけではなく、メキシコのような国では「健康」と言う側面でも、重要な意味を持っている。
「大規模な浄水プラント」に限定せず、雨水などを利用した「小規模浄水プラント」等、地域にあった「浄化プラント」を輸出するコトをできれば、より良いのでは?

「水の水質がよくない」を理由に、炭酸飲料が飲まれているとすれば・・・コカコーラ社からは良い顔をされないかも知れないが、やはり問題だと思う。