日々是マーケティング

女性マーケターから見た日々の出来事

3人乗りママチャリの救世主になるのか?

2008-07-02 21:34:59 | ライフスタイル
先月から「道路交通法」が一部改正され、自転車の運転にいくつかの規制が始まった。
雨の日の傘差し運転などは、その一例だ。
そして、この改正の時に話題になり、多くの女性から見直しの声があがり、結局保留となったのが「3人乗り運転」だ。
小さなお子さんを連れたお母さんにとって、子供を連れての自転車での買い物は便利だ。
便利なだけではなく、生活の日常的な光景だといっても良いだろう。
しかし、安全性という点ではやはり問題がある。
そこで、3人乗りママチャリの開発が望まれていた。

それが現実のモノとして、発売されそうだ。
今日の讀賣新聞のWEBサイトに「子ども2人同乗」OK、4輪自転車を試作…大阪のメーカーという記事が掲載されている。
この大阪のメーカー、「ランドウォーカー」のHPを見ると、普通の自転車ではなさそうだ。
前2輪三輪車というのだろうか?子供の頃に乗っていた、3輪車ではない。
子供の頃に乗っていた3輪車とは、逆の構造になっているのだ。
一体どんな乗り心地の自転車なのか分からないが、このような自転車を作るメーカーだからこそ、このような4輪自転車ができたのかも知れない。

現物を見ていないので、詳細は分からないトコロがあるのだが、これまで大人向け3輪車として販売されているモノよりも、幅が狭いように思える。
子供を乗せて自転車を走らせるお母さんとしては、道の縁石や車止めの間をスイスイと子供を乗せて走らせるコトが、一番の希望だろう。
そのためには、自転車幅と安定性というのは重要なポイントなはずだ。
以前から、指摘していたのだが歩道に設置されている車止めの幅は、車椅子でもベビーカーでも通り抜けるだけの幅は必要だ。
その点で、疑問な気がする所が多いのだが、その様な整備も同時にされなくては意味がないだろう。
もちろん、4輪になれば安定感は3輪よりもグッと高まる。

話が逸れたが、働くお母さんたちにとって力強い味方となるのかもしれない、4輪自転車だ。

マックはどこへ向かうのか?-マックベーカリー-

2008-07-02 13:46:53 | アラカルト
昨日の毎日新聞のWEBサイトに、「マックが菓子パンを販売」という記事が掲載されていた。
詳しい内容が知りたくて、マックのHPで確認すると~マクドナルドでベーカリー 3種類が100円で登場!~『マックベーカリー』7月18日(金)から、全国のマクドナルドで新発売 という、プレスリリースが発表されていた。

「マックベーカリー」と銘打った3種類の菓子パンだが、確かに女性に人気のある菓子パンだ。
「メロンパン」は、女性に限らず男性ファンも多い。
しかし、マックが何故「菓子パン」まで販売するのだろう?と、考えてしまった。

単純に商品ラインナップの充実といえば、それだけのことだがそれでは「マックらしさ」というのは、どこにあるのだろう?
最近流行りのイートイン・ベーカリーでは、手作りのサンドイッチ(この中にハンバーガーも含まれる)や、メロンパン、チョコデニッシュなどは当たり前のようにある。
むしろベーカリーの方が、ハンバーガーの種類は少なくても、その他の菓子パンやお惣菜パンは多いはずだ。
それだけではなく、今回発売される3種類の菓子パンは「その場で作る必要がない」パンでもある。
すなわち、注文をしてから調理に掛かる手間と時間が必要ない商品でもあるのだ。

朝メニューやおやつメニューとしても、パンケーキやアップルパイなどが既にあり、商品的にかぶるわけではないが、これら菓子パンの位置付けがイマイチ分からない。
これがお惣菜パンの「クロワッサンムッシュ」や、アメリカの朝食定番メニュー「フレンチトースト」なら、まだ分かるのだ。
なぜなら、これまでマックが提供してきている商品に近いからだ。
もちろん、朝食にもおやつにも向くパンでもある。

「ファーストフード」というのであれば、確かに調理時間も手間も必要がなく、すぐにお客様に提供できるのだから「ファーストフード」だろう。
それだけお手軽な食べ物なのだから。
しかし、それでは市中にある店内飲食のできるパン屋さん(それも、チェーン店)と、さほど変わらなくなってしまうように思うのだ。
価格はマック価格でも、その提供される商品に「マックらしさ」がなければ、意味が薄れるように思うのだ。

これから先、マックはどこへ向かおうとしているのだろう?