笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
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ホームレス中学生

2009年10月03日 | 
いまさら、読みました。
芸人本
といったら、これだろう。
と思いまして。

麒麟の田村さんの本です。
いわずとしれた、
シンデレラ本です。

感想は。
ふつうに泣いた。
こどもの健気さを
わたしに見せたら、
一発で泣きます。
つらい子ども時代を健気に生きた
田村少年を
好きにならずにはいられないです。

そう。
文章というのは
人となりが密につまっていて、
その書きぶりで著者が見えるのです。
だから、
特に、こういう自分の半生をテーマに描いた
芸人本は、
そのひとの個性とあいまって、
(そもそも芸人さんは、人をひきつける色気を持っていると常々思っております)
好感をもってしまうようにできているのです。

でも。
と、わたしは本を閉じつつ思う。
その芸人さんの持つ
ネタ
には、なんの影響も関係も感じない。
人となりを知ったので、
タレントとして、
テレビで見る分には、好感を持って、楽しくみられるでしょう。
そのひとを知っていると、
笑いやすい
ですから。
田村さんに関しては
あの不器用だけど、
誠実で実直な性格をますます身近に感じ、
麒麟がテレビに映っていれば、
チャンネルを変えたりしないでしょう。
だからといって、
麒麟のネタで
笑える気がするか
というと、やっぱり、まだそこまで。
と思うのです。
本としては、とっても面白いです。


京大芸人を書いた菅さん
にも、共通することですが、
「笑かそうとしとんな」
と、ちょいちょい思います。
文語か口語かというところで、
うまくいっていないのかもしれませんが、
こちらの感覚よりも
若干おそく「おもしろい」箇所を説明されている気がします。
そこがどうもね・・・。
笑わせてやろう。
というときに、
文章では
それを悟られたらけっこうキツイ。
もうちょっと
流しっぱなしにしたら
いいのかしら。
ふーむ。
いづれにしても説明しすぎな気がします。
ここらへんは
調査を続行いたします。

今日は、このへんで。
すっかり遅くなりました。
今日は、テレビも見れていませんわ。

明日は、東京03見に行くんだぁ。うふふ。