北陸新幹線の金沢~敦賀間が開通し、経済や観光面から大きな起爆剤となって地元は活気づいてると聞く。
ただ新年早々起きた能登半島地震を考えれば、手放しでは喜べないという側面も無きしにもあらず。
余談ですが九州新幹線全線開通の当日が、東日本大震災と重なり祝賀ムードが一発で葬られたと記憶する。
新幹線の開業と大震災、偶然の出来事と信じたい。
さて、それはともかく北陸新幹線。
東京からは乗り継ぎ無しで福井、敦賀まで行けるので便利になったと思う。
ただ大阪や名古屋から福井、金沢方面へ行くには当然ですが敦賀で乗り換えが必要だ。
時間短縮は数十分、料金は当然アップでご利益があるのかないのかは、人それぞれの考えよう。
ただ思うのは東京からは便利になったが、関西や名古屋からは不便になったということ。
それに敦賀から先のルートが今だ未定という問題。
大方の予想では、このまま敦賀でストップという事態になるのではないか。
米原ルートも小浜、京都ルートどちらも賛同が得られないようです。
北陸の関西離れにならなければいいですがね。
それとリニア新幹線。
静岡県知事が頑な拒んでいた国家的プロジェクト工事がどうなるのか。
新知事にゆだねられるようですが、いずれにせよ開業は大幅に遅れることは必至でしょう。
リニア新幹線はJR東海が自費で建設するという計画でしたが、安部内閣で3兆円規模の融資を受け工事が進められている。
即ち税金投入であります。
東海道新幹線の老朽化、あるいは緊急時の輸送面の確保などを考慮すれば確かに必要かもしれない。
だが大阪まで延伸する必要があるのか疑問です。
リニア新幹線だと東京~名古屋間の最短は40分と聞く。
地下鉄で名古屋から東京へ通勤する感覚。
タイムイズマネーの超多忙な人は喜ぶだろうが、普通の人は新幹線で充分だ。
リニア新幹線利用なら料金は2倍にはなることでしょう。
その先何十年、大阪まで延伸したころには人口減少で乗客も減少。
大阪の人は移動時間が変わらない高額なリニアを嫌い、飛行機で東京へ行くんじゃないかな…
なんて予想します。
ということで結論は東京一極集中は止まらない、ということ。
いや、ますます加速度が増しています。
ストロー現象で中京圏も東京に吸い込まれるかもしれません。
それは何故か。
政治家が何もしないからです。
北朝鮮に一番近い中国地方日本海側で暮らす前期高齢者が申し上げるのも何ですが、都会と田舎の格差はここ数年加速度を増しています。
山陰新幹線など夢のまた夢ですが、田の代掻き中に今春デビューしたブロンズやくもが通過
毎時1本、出雲市から岡山へと走る新幹線接続特急です(スマホ撮影)。
岡山まで約3時間かかります。
東京や大阪に短時間で行きたい人は飛行機で行けばいいことです。
やくもを新型にしたので山陰新幹線は無しよ、とでも言っているようですね。
これでいいのかもしれません。