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国内旅:熊野奥駆け行(その1)

2014-05-09 14:52:35 | 旅行記

昨年熊野小辺路、南アルプスを歩いて少し自信?ただ一週間のテント縦走までは・・・、と外していた奥駆け、半分の工程、北奥駆けがヒットします。

吉野から下北山村前鬼まで、千mから千九百m、4寸岩山、大天井ヶ岳、山上ヶ岳、大普賢岳、行者還岳、弥山・八経ヶ岳、釈迦ヶ岳と三、四日の縦走になります(アクセス、予備日で一週間?)。

熊野詣に対しては逆峰と称するようです。

早いうちにLCCピーチで千歳・関空、しかしゴールデンウイーク、少しはずして4月25日、5月2日の往復。航空券15,730、手荷物3,200、手数料630で合計19,560円。

天王寺経由、近鉄吉野線で吉野(一昨年チョコット訪れています)に入ります。

例によってガスの補給、ネット検索すると天王寺駅近くにモンベル、20分の間に済ませて特急吉野行き乗車です(グーグルのストリートビューでシュミレートします)。

下記のスケジュールを組みます。吉野のYH喜蔵院はURLに載っているのですが、現在は営業していません(愛想の無い応対)。花矢倉展望台でテントだ!

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単独縦走で遭難は死です。別に恐れる訳ではありませんが、山での遭難は愚です。事前の情報収集、自分の体力、その時の天候等状況に応じた避難方法等をシュミレートしての楽しい(安全)山行きこそ私旅。

今日のピーチは順調、30分ほどでJR改札口、15:52関空快速、16:40天王寺、余裕でモンベルへ、近鉄阿部野橋駅で弁当補給(今晩と明朝用)して17:10特急、18:26吉野着。

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吉野に着くころには乗客は私一人。

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ロープウエイに乗って、まだ明るいうちにと。

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なに!最終は17:40。道理で乗客が居ないはず。。ぐずぐずして居れません、登ります。

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吉野下千本の桜は過ぎて街は静かに。

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蔵王堂も店じまい、でも奥駆けの安全を祈って、慌ただしく先を急ぎます。

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途中、喜蔵院。営業していたらいいタイミングでしたが残念、で、先を急ぎます。

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もうスッカリ日は暮れて、遥か彼方、上方に街灯。とても・・・、近くの公園もグーグルストリートビューでチェックしています。

19:20ここまで暗くなったら・・・と、そうここには水飲みもあるし、少し登ればトイレもチェック済み。で、暗い中目立たぬようにテント設営、弁当食べて早々オヤスミです20:00。

2日目;4月26日(土)晴れ

4:30明るくなると同時に起床、昨日買っていた弁当とドライ豚汁で朝食。管理されていないのですが陰に簡易トイレも有ります。そして日の出です。

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6:17写真はサイト地出発前の様子、水飲みや坂ノ下にはお店が。

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この坂は猿引坂と有ります。

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谷の向こうには前回訪れた如意輪堂?

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歴史を感じさせる民家。

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すぐにこの石碑。大塔宮、護良親王と続きます。この吉野に所縁の人、後醍醐天皇の皇子、太平記での重要人物。

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そして、後醍醐天皇の歌碑。陵墓は如意輪堂の裏手、前回訪ねています。

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今はシャクナゲに移っています。

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そしてこの便所!日本は良いな~、すっきり。

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九十九折の辺りに熊野古道、大峯奥賭け道表示。

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佐藤忠信、源義経との史実。

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道左標識が花矢蔵入口。建ってる家の状況で勾配が分かるかと。

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休憩所あるにわあるのですが、右手民家お店の桟敷でした。こんな所でテント張ってもすぐ立ち退きでしょう、無理してここまで来なくて正解?結果オーライ。写真に写っている軽はどうも不審者の巡回のようでした。

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吉野の街を俯瞰します。

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便所もありますが・・・。

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道路脇の配水槽。こんなに高い尾根筋に湧き水?すぐ上に水分(みくまり)神社、関係有るのかも。

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水分神社が見えます。

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高城山展望台入口、立派な便所。世界遺産と便所、これ日本の常識?

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奥千本の金峯神社入口到着。標高750m桜は今。

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7:45金峯神社で旅の安全を祈願して。若者(30前後か)も到着、いかにも奥駆け行といったいでたち、一気に熊野本宮を目指すそうです。鈴鹿から(某会社)、昨日は上市吉野川河原でテント。それにしても、スタイルが違います!これが今様かと、エネルギーが溢れてる。。

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神社脇から、これぞ熊野古道?(この石畳はすぐ無くなります)

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西行庵跡の東屋、神社からはいくらも離れていません、水さえ用意できれば避難できます。

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これより女人結界!チョット早すぎでないかな・・・。

空海20前後この山々の中で・・・。なんとなくパワーが。。

10:204寸岩山1236m。

中央奥に見えるのが弥山かと、ビビルナ~。。

足摺の宿跡、避難小屋ではなく行場のようです。

   

吉野杉と言えどもここまでは手が回らす?

その点、自然林は違和感が無い?満を持した新芽芽吹く時。

途中ここにも立派な林道?作れば維持が大変、維持しなければ大いなる無駄!さあどうするです。でも桜はいまが盛り。静かな中で楽しませてくれます、今日の行程で追い越されたり行き違った人は片手がとこ。

12:10林道から奥駆け道に戻ってすぐ二蔵宿(百丁小屋とも)。体調によっては一日目はここまででもと、何せ立派な小屋だし、便所も水場もあります。

ここ1070mから大天井ヶ岳1439m、まき道もあります。手前で追い越していった人(吉野から大天井ピストン)とはまき道で会いますねと。でもはじめから避けたのでは何の縦走かと!

そうすると五番関泊まりに備えて水の補給2リッター、15㌔だ!

  

小屋前水場表示(20分?)の道を。小屋の脇には天水桶もあります。

有るには有るのですが・・・、ポリタンにどうやって?オット!持ってるレシート使って。

  

12:50大天井へ、2ピッチ14:07到着

五番関手前の尾根道、大きく滑っています。?、まき道大丈夫?

15:15五番関、女人結界門、余程悔しかった女性の仕業?女の文字が・・。でも丁寧にお願い表示。今の時代に・・、でも伝統と言うか風俗風習か、こんな事があっても、山もここだけじゃないし・・、でも女性にしてみれば気持ちの良い事ではないでしょう。

  

向かい左から下ってきました。右がまき道ですが、ここにはがけ崩れのため通行止めの表示とロープ止めがされていました。

まき道とっていたら・・・、これも結果オーライ?まき道で会うはずの人とは大天井手前で行き交いました(頂上より引き返してきたと言っていたので、彼もラッキー)。

予定の洞辻まで3㌔、300m、2時間コースですが行動時間は9時間になっているので、ここでサイトします。私の行動目安は10時間以内8時間ベストです。

夕食はフリーズドライ白米にマックスバリューのレトルトカレー。

白米はお湯の表示ラインがご飯の下で、気が付くとお湯過多!でもカレーなので問題なくお腹へ。やはり炊いたご飯のほうが良いな~、でも少しでも軽量化に。。

手前私のテント、さすが過ってワンゲルで鍛えられたテント張り?

3日目;4月27日(日)晴れ

今日は最難所、12.6㌔行者還小屋までとします。週間予報では明日から二日天気は崩れます。一緒にサイト張ったお隣さんも、今日は山を降りるとの事。

行者還小屋は小屋も立派、トイレ、水もあるので予備日使えば弥山から下山で対応できるし、小屋から直接県道にも最短降りれます。

4:30起床、朝食はカップめん(軽いが嵩張って、ザックの外)、中国と同じく行動中の水分は500ccのお茶で2ℓ使い切ります。結界外で用事済ませ(紙は持ち帰り)で準備完了。

6:13出発。

行場でしょうか、鍋神社?かの神社名、鍋は意味あるようです。

途中の遭難碑。

登山道は自然林の中、気持ちよく稼ぎます。 

8:20洞辻茶屋、コースタイムより20分ほど遅れ、実働時間のようです。http://www.vill.kurotaki.nara.jp/files/pdf/walk-w.pdf

    

ここをサイト予定地にしていましたが、トイレ(すぐ上の陀羅尼茶屋にトイレ情報確認)、水の情報が確認できませんでした。でもトイレ、天水あり(但し蓋がかかっていないのでゴミ漉し必要)、茶屋営業との問題は有りますが(5月3日が戸開き?)、サイト地として使えます。

  

ここからは天川村洞川(どろかわ)温泉から山上ヶ岳への参詣道。

陀羅尼茶屋裏のトイレ。ここはお店も開かれるようです。

9:30山上ヶ岳に入ります。山上は広い範囲に宿坊や本堂が配置されています。

  

宿坊も半端ではありません。戸開け以外では一般も宿泊可能のようです。

 

山上の大峯山寺。

この方向が奥駆け道でしたが・・・。 

手前で追い越して行った10歳か若い?人(以前にも来ていて、今日は同じく行者還まで)が先行して見えます。

頂上?もっと高い所があるのに?

弥山が正面に!あるな~。。と、先行者が引き返してきます。道が違うようで・・・。

ここがお花畑?

10:00一番高い所にある湧出岩。聖蹟とは?

大峯山寺前のルートに戻って、奥駆け再開。阿弥陀ヶ森(結界)方向。

弥山・・・。

小篠宿跡と避難小屋。 

すぐ近くの水場。まだ雪が残っているからか水量豊富、洞辻の天水を入れ替えます。

12:00阿弥陀ヶ森結界。4時間半のコースタイムに対して6時間近くを費やしています。

行者還小屋までコースタイムで7キロ4時間半、途中対向者から「明るいうちには着くんでないかな」、行動時間10時間オーバー、アップダウン連続(見ただけで気が萎える?)、明日からの天気(途中でのビバーグに不安)。

なんといっても体が渋っています。リスク(岩場が続く?)が入って来たところで、下山を判断。。柏木に下山します、柏木には池原到着6時半のバスが5時前後であるはず。登って来た人の話ではしっかりした下り道、道標表示では8.8㌔。

 

写真左の石柱は柏木から80丁石です。

体は現金なもの!下山と同時に軽くなります。

伯母谷覗き、そう大峯奥駆けに来てまだ覗きを見ていません!覗き拝見!

左手が大普賢岳、オオと言った景観。

  

登りと下りがこうも違うのか、山ツツジ鑑賞の余裕?コブシも。途中では2組4人の人達とすれ違ったのみ、いい山です。

  

手入れされた吉野杉。

柏木の手前で喜寿を迎えるとか言う年配ご夫婦に出会います。この林の持ち主、150年かのこの林を先年ヘリコプターで運び出し、今また植林して、こうして食害から守り、見回りしているとの事。

年輪から過去の管理の様子が判ると説明受けました。そう、150年後にはこの林は想像もつかない価値になってることでしょう。

この道は過っての紀州路だそうです。

  

16:30柏木登山口上がった所の神社、無事の下山に感謝!この登山道では2丁毎に丁石があり下りの目安、目印になりロスとした時に助かりました。

  

柏木の町並み、過っての宿場?看板は旅館朝日屋さん。

16:50柏木バス停、池原行きは5:30、時間どおり。

バスは上北山村から下北山村池原へ、境は分水嶺になっていますし大台ケ原への観光道路もも分岐しています(大台ケ原は47年前夏合宿・・・)。

途中今回縦走の下山口、前鬼口を通過。

6:36池原着、キャンプ場があります。ダム下流側にスポーツ施設から温泉(きなりの湯)までかなりの施設群です。

ただ、キャンプ場は一番奥(グーグルで確認済み)、テント設営して、また戻って温泉では・・・。で、手前の温泉きなりの湯で先に旅の疲れを落とし、アルコール補給(缶ビール、酒750ml)、つまみ用の菜っ葉購入。

すでに外は真っ暗、この時期平日で他に人影なし。児童公園の中に迷い込みます、小川でキャンプ場方向へは進めません。

誰もいないのをいい事に、取り敢えずここでサイトします。近くにトイレ(水)もあり、向かいには大屋根のかかった遊具施設があるので、緊急時は逃げれます。

ソーセージと菜っ葉の炒め物、フリーズドライ炒飯で豪華な夜食。因みにお昼はクラッカー、バター、チーズの行動食で済ませます。

少し物足りなさと、山を降りた安堵感、温泉でサッパリ爽快感、おやすみなさいです。。明日はともかく沈殿、雨さんどうぞ御随意に!

航空券:19,560 札幌登山用品店での補充(靴下、食料):4,595 マックスバリュー他(食料):2,185 合計26,340

この3日間使ったお金:1210+1060+381+481+970+510+1550+600+1600=8,362

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