7月21日(13日目)曇り、昨日3時集合5時乗船で聞いていましたが、例の小姐に渡した280元が気になっているので、お昼ころに確認のため会社に寄る予定で、重慶街の散策。特に階段を捜して。2泊分の食料もスーパー(超市)で購入36元、行商のミカン6元(見かけで失敗)。心配事も解決したことだし、離れる前に奮発して川の遊覧も済ませて、3時少し過ぎたところで会社に到着すると、皆がいっせいに ”来た来た!” ”サ!急いで!すぐ出発!” ”5時じゃ?” ”今、桟橋まで連れて行く!” ”???” ”これつけて!”と言って首に掛けられました。
そう、ツアーに組み込まれてるみたい。でも裏に不遊とあります?。 さて会社の人に導かれて・・・、昨日言っていたすぐ下の埠頭ではなく朝天門過ぎて長江側の埠頭です。中国の人達のツアー一団がいます。”オオ!来たナ!” ”じゃ、お願いね!” と言って私はそのツアーに引き渡されました。さてすぐ下の船に乗るのかと待っていると、なんと、観光バスがやってきました?。皆乗り込み始め、私も促されて???(違う桟橋?)。4時半ころバス!は出発。やがて高速に入りました?(どうなっているんだろ・・・?、マ、いずれ解かることだと・・・)。一人旅だからできること。でも、重慶の釜の底の暑さにはお目にかからずにお別れです。
さて三峡とは宣昌上流から白帝城まで約200㌔の三つの渓谷(懼塘峡・巫峡・西陵峡)をさして呼称したもの。
日も暮れかかって・・・、2時間以上高速走って7時半ころバスは万州という街の桟橋に到着。乗船です。
三分の一はバス?長江の水は黄河!ここは完全に三峡のダム湖です。ダム湖に入るところを確認したかったのですが・・・。江山1号に乗り込むところ(荷物も考えておかないと、私はザックなので平気でしたが・・・)、そして2330号我が船室。奥の右下段が6番で私の場所、正面ドアが洗面所(便所、シャワーもこの狭い中、おまけに頭の上で使用中の音が被ってきます(どこかに集中したほうがアズマシクないと・・・)。同室は米国人、北京での留学生。男女二組のペアーでは入る余地ありませんでした。
22日(14日目)曇り。6時ころ目覚めると、どうも船は動いているよう。船室を出ると景色は三峡?
7時半に巫山という所に入ります。エ!では朝の景色が白帝城?フム!。
ツアー客(乗客のほとんど!)は小型の遊覧船(写真撮りそこない)に乗って支流(小三峡?)の観光へ、何時ごろ帰ってくるのか・・・、マ!いいや、ゆっくり本でも読んで・・・。
流れ着いたゴミを回収する船団!でも最初はゴミを選って集めてるようでしたが、この様子はゴミを満載。
なんと遊覧船が帰ってきたのは午後の2時、6時間も待たされました。
長江にかかっている橋を2時20分くぐって下ります。周りの景色はまさに三峡のうち巫峡!!ハイライトです。
ただただこのスケールに圧倒されながら、またダムのできる前、ここから100m以上 下で長江が奔流となって、三峡をなしていることを想像しながら・・・。
これは石炭の荷役設備?上から落としては、シュートを使って船に積み込む?感心してよいのか・・・・。
やがて午後の6時過ぎ、船は屈原故郷という港?に寄港?なにやら歓迎隊?
聞き覚えのある名前に私も上陸しようと桟橋に降りたのですが、ツアー相手の体制で観覧券を持っていない私は別途交渉?面倒になったので船に戻りました。他の客はほとんど上陸して廟のような方へ行ったのですが、戻ってきません。またまたカップラーメンを食べて待っていました。なんとここで夕食が出て、船はそのままここに停泊です。何ともちぐはぐな旅です!
待っていたときの黄昏、ここが長江、川の一部だとは・・・。ただただ一人です。
7月23日(15日目)晴れ。さて今日は三峡ダムの閘門で一気に長江の落差を下ります。6時15分出航。両岸の喫水線の跡から7,8メートルの水位変動が見られます。提高185m、通常水位175mとの事です。
2時間ほどで本流から船溜まりのような所に入って行きます。九畹渓とありますが、ここでまたまた観光タイム、ドラゴンボートで皆さん出発。そうです、この船はツアー客の観光船?皆さん観光に来ているんです!
ここは2時間半ほどで戻ってくれました。10時に出航して・・・・、オット!気が付いてみるとはるか先に三峡ダムです。
周囲には船係?たくさんの停泊中船舶。このダムのもたらしている経済効果の垣間が見られるようです。
環境の問題、堆砂の問題、そのほかが言われていますが、今中国では周りと同じように豊かになろうとして・・・。先に豊かになってそれを維持しようとする者とこれからその人達と同じようになりたいと努力している者との意識は大いに違います。それをどう受け止めるのか問われているのではと思うのですが。船の中で私が日本人だと知って、日本語を聞いては楽しんでいたツアー客の子供たち。彼らはこの後降りてバスに乗るそうで・・・・(後で流れがわかってきますが?)
みんな降りていますし、私も写真をと上がります。そして三峡ダムです。
この後が大変!!
上で添乗員が 大きな観光センター(船の待合室?)で待ってるように言うので気にせずにうなずいて写真を撮った後センターにいるとそこのスタッフがやってきてバスに乗るのかと訊いてきますが、私はダムを下って宣昌まで行くのだというと私の下げているカードを見てここからバスだとさかんに言うので、とうとう私も怒って、船に帰っていきます。
さて船に着いてさっき買ったカップラーメン食べて部屋に行くと部屋を片付けています ”この船ここが倒底(終着)か?” ”そう、ここは終着!降りナ!”(そりゃないんじゃない!!)。ともかく降りて、今度は荷物かついで・・・、インクライン2元で上がります。センターに丁度最初の添乗員が私を捜していました? ”どこ行っていたんだ、もうバスは行っちゃたよ!” ”何とかするから待って” あの怒ったセンターのスタッフの所へ連れて行かれ・・・(バツの悪さ!相手にしてくれません)。やがて添乗員の小姐が頼み込んでくれて、何だかバスに乗せてくれました、お金払わず?(こんな時は騒がずお任せ?、でも添乗員の小姐 見捨てないでくれてありがとう 。なんだかんだ言っても親切?)。
1時間ほどかかってバスは宣昌長距離バスセンターへ、午後2時半です。
結局今回旅行帰路のハイライト、あの期待していた三峡ダムの船による閘門下りは幻になり、三峡ダムも見たのか見なかったのか?今度行ったら大丈夫!と言ったところ。これで自分は満足!失敗があるから成功もある?変な旅です。
そう三峡下りは、あの重慶駅に着いたときに、親切な小姐に声を掛けたときに この奇妙な三峡下りの旅の道を踏み出したのか!一人旅は面白い?三峡とダムの地図です。
でも今日はまだ、旅行社との契約での武漢までのバスの旅が残っています。この後は宣昌から武漢への旅です。
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