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越劇の観賞

2007-03-28 16:40:51 | 旅行記

古い都です、演劇で京劇がありますが、ここ杭州では越劇としてその伝統演劇が続けられています。たまたまロビーで警備の人がパンフレットを指差しながら、見ないかと薦めてくれました。少し好奇心も有ったので、覗いて見ようかという気持ちで、それに演目が谷崎潤一郎の春琴抄です。場所はと聞くと教工路95号、地図で調べるとまあ歩いていけなくもありません。入場料は100元ほどかなーと思いながら辿り着くと、小劇場という感じ。

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入り口で入場料聞くといらないそうで・・・・、同好会で応援がかかっていたのかなーと思いつつ中に入りましたが、小さいながらも立派な劇場。観客はというと時間になってもさあ30人かといったとこです。雨が降ってるので集まりが悪いのか、それでも15分ほど遅らせて5・60人ほどで始まりました。

イヤー感激!筋はわかっているので、横に字幕が出るのが中国語の勉強にもなります。またナレーションの人の美しい普通話(北京語、そう思いました)。これはオペラではないかと、中国調のソプラノです。写真のように、京劇のようなけばい派手さはないのがいっそうそれを感じさせました(蝶々婦人をやってもいいかも!)。物語のクライマックス、佐助(せりふではソウゾウと呼んでいました)が目を潰す所では感極まってしまいました。

中国の人たちの文化的な欲求の高さ(ここ杭州では顕著のようです)をつくづく感じましたし、演じる人たちの真摯な姿も清清しくて好感を感じたところです(日本で見たことなくてこちらで見るなんて・・・)。でもこういう芸術的なものはいわゆる流行らないのはいずこもお同じかと。それにしてもこれが無料で観劇できるなんて!ある意味こちらのほうが進んでいるのかも?高い観劇料を払って見るのが文化的なのか、誰でも見られるのが・・・?、近くのおじいさんおばあさんも入っていました(あてが違ったのか途中から帰りましたが)。

食事もしないで駆けつけたので、帰りに途中のラーメン屋さんで蘭州ラーメン5元を気持ちよく食べて帰りました。

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このパンフレットをもらって!

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演劇中は写真を遠慮しました、皆さん撮っていましたが・・・・。

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2007_03280041 なかなか現代性もあり、彼らなりの工夫を感じました。途中から言葉を超えた理解という物なのか・・・。

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