十分間俳句

発見・感動・創造! 子どもたちの感性を培い日本語力を高める十分間俳句

ハートランドの加藤先生より

2008-06-16 | 各地の取り組み

ハートランドの加藤先生からメールをいただきました。

私もばたばたしてばかりでずいぶんご無沙汰しています。

八月の現代俳句協会主催のジュニア俳句祭で対談することになっているので、その打ち合わせもしなければならないのですが・・・・

加藤先生よろしくお願いいたします。

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小山校長先生

お元気ですか。 わたしも、あいかわらず忙しく楽しく仕事ひとすじ(?)の毎日です。 先日、生活科で「ザリガニ」つりに行ってきました。 ザリガニを前にした、子どもたちのようすがとてもおもしろく感じました。 さっそく、「ザリガニ」で一句詠んでみました。 2年生の句です。

ザリガニにゆびをはさまれまっかっか

http://image.blog.livedoor.jp/heartland1024/imgs/7/d/7ddece2a.JPG

ザリガニにゆびをはさまれまっかっか ゆうき


ザリガニ(夏)

わたしが子どものころは、このきせつになると、よく田んぼにあみを持っていって、ザリガニを とったものでした。竹のぼうに糸をつけて、そのさきにはさきいかをつけて。つりにあきると、 さきいかを食べたりして。

そんなこうけいを見ることも、さいきんでは少なくなってしまいました。東京のあたりでは、めっ たに見られないことかもしれませんが。

学校の生活の学習で、ザリガニつりに出かけました。ザリガニをさわるのがはじめての子。

ドブ川におちてしまった子。つれたのにさわれずにキャーキャー言ってる子。

わたしも、むかしを思い出して、むちゅうでザリガニをつりました。

つったザリガニは、それぞれ家に持ってかえって、自分でそだてることにしました。

教室でも何びきかそだてて、かんさつしたり本でしらべたりしたことを一年生におしえてあげる学習をします。

この前、プールでとったヤゴは、もう何びきもとび立ちました。

子どもたちにとっては、生活の学習でしかできない体けんになったようです。

2年生が詠んだ「ザリガニ」の句です。


ザリガニはひとりぐらしもいるのかな◎ゆうか


ザリガニがともぐいしたよかわいそう◎ともあき


ザリガニくんにげ足はやくさわれない◎たくみ


ザリガニはすごいすばやいがんばれよ◎はるき


ザリガニは足が八本いいですね◎まこと


あらそいでまけずぎらいのザリガニだ◎ちひろ


つよいだろオレがおやぶんでかいザリ◎ちひろ


ザリガニはじゃんけんするとチョキだけだ◎だいち


ザリガニがイカのにおいでやってくる◎たいち


ザリガニがあばれんぼうで大はしゃぎ◎ことみ


先生はザリガニつるのとくいそう◎みつき


ザリガニに手をはさまれてかわむける◎ちづる


ザリガニだはじめて見たよびっくりだ◎ひろと


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ザリガニつりができる環境というのは、いいですね。こういう経験の積み重ねが子供たちの感性を育てることは間違いないとうらやましく思います。


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