十分間俳句

発見・感動・創造! 子どもたちの感性を培い日本語力を高める十分間俳句

越中島小学校での俳句教室

2011-10-01 | ジュニア俳句

昨日は、越中島小学校での俳句教室だった。
四年生。今年3回目の授業だ。
ここの子ども達はすごい。現代俳句協会のジュニア俳句コンクールで学校賞をとっただけのことはあると思う。先生方は若い方が多いが、意欲的で、子ども達を良くしつけているし、何よりも入野校長先生が全体を良く把握し、先生方の積極性を引き出している。人数の多い学校なのに、子ども達の一人一人まで良く理解しているのには、舌を巻く。厳しく、しかも温かい。ほとんど、理想に近い。子ども達も先生方も幸せだと思う。
さて、今日は、昨日に引き続き、俳人の堀本裕樹さんと二人で指導した。八名川小と同じ四時間の長丁場で若干疲れたが、子ども達の句の可能性を感じて、うれしかった。


本当は、その句をここで紹介したい。その衝動に駆られるが、インターネットで紹介してしまうと、俳句大会などに応募できなくなってしまう。
ジレンマだ。
課題も一つ明確になった。
とても、いい句がたくさんできているが、子ども自身は、その良さの認識がうすいということだ。
句会を終わってから、子ども達の作った句を全部持ってきてもらった。
(子ども達は、一人何句も。多い子は10句以上も作っている)
すると、句会に提出した句よりも断然いい句がごろごろでてくるのだ。

それは、仕方がないことでもある。大人の目と子どもの目が違うからだ。子どもは自分でわかりやすい句を出す。
それはそれで当然のことだし、それでいいのかもしれない。
大人でも、自分の句を理解するのはむずかしい。
が、同時に課題であることも確かだ。堀本さんとその事について話しながら、門前仲町の駅に向かった。

秋の空のように本当に気持ちが良い一日だった。

さて、10月2日(日)は、八名川大句会だ。ぜひ皆さんご家族連れでお出でになってくださいな。午後2時から八名川小学校です。