十分間俳句

発見・感動・創造! 子どもたちの感性を培い日本語力を高める十分間俳句

運動会近し

2007-09-19 | ジュニア俳句
今日、区の営繕課と学校教育施設の担当者が来校した。学校緑化についての打ち合わせだ。校庭を実地調査し、壁面の緑化、校庭の芝生化に一歩踏み出すことになる。
夜には、学校評議員会が行われ、その状況を報告した。
町とPTAと学校が一緒になって進める学校緑化。町会長さん達からは、町内に好きな人がいると言う情報や「各町○人という形で」要請を出して欲しいなどと言う嬉しい意見が出された。

さて、運動会の俳句。昨日は、成功への意気込みを示す子ども達の俳句を紹介した。しかし、日本の文学の特徴は、心を直接表さないで、ものを通して、心を代弁させるという方法である。六年生でこの高度な方法を獲得している子供がいることに嬉しくなる。

 秋の空汗びっしょりの体操着

 組体操いつもびっしょり体操着

期せずして同じ表現になったが、この二つ、俳句らしい俳句とと言えよう。

 運動会雲までさわって三段タワー

この句も、自分の心には直接触れないが、三段タワーの高さ、かっこよさ、こわさが「雲までさわって」という言葉に示されている。
直接の表現には直接の表現の強さがある。それは、それで子供らしいと言うことも出来るが、「ものをして心を語らしめる」そんなところにまでも到達させたい。