INOJIN折々の記

蕎麦カフェや工芸倶楽部でのイベント、日々の暮らしの中で感じたことなどを綴っています。

増上寺

2016年01月30日 | 暮らし

今日のカフェ講座の会場は芝の大門でした。すぐそばに増上寺があったので、帰途、訪れてみました。学生時代に訪れて以来です。

門扉も柱も全てが桁外れに大きくて、この世にこんな大きな樹が存在するんだと驚くような素材を使った建築です。さすがに徳川家の菩提寺だと感心して眺めました。冷たい雨が上がった後の静謐な空間に、600年の間に繰り広げられたであろうドラマを想像しました。

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時間が作る料理

2016年01月28日 | 暮らし

今日は白菜と豚バラ肉の重ね煮を作りながら作業しています。灯油が安くなって、長時間付けておいても気にならないから、煮物を毎日のようにしています。朝のうちに仕込んで、後はストーブと時間が仕上げてくれるという感じ。圧力鍋とはまた違った美味しさだし、部屋の湿度も上がるので一石二鳥。煮える音と香りに癒されるから三鳥かしら。

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筬引のある機

2016年01月27日 | 暮らし

高機復元プロジェクト第二段。筬と綜絖を取り付け、前回に油抜きした青竹も踏木にしました。近世の機には筬引という装置がありました。現在の機には無い装置なので、興味深く見学しました。筬引があると、打ち込んだ筬が自然と前の位置に戻ります。筬と間丁との間が長い機でないとできないので、だんだんと廃れていったものと思われます。

会場となっている彦部家住宅は歴史ある建造物で、母屋は江戸時代前期の建築だということです。情緒はあるけれど、ストーブが3台も付いているのにとにかく寒くて、作業中もコートが脱げませんでした。昔の人は我慢強かったのですね。

 

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コミュニティーカフェ研修

2016年01月25日 | 暮らし

冬季休業の間に少し勉強しておこうと思って、長寿社会文化協会が主宰する全5回のコミュニティーカフェ開設講座を受講することにしました。第1回は昨日、川崎にあるコミュニティカフェ「メサ・グランデ」で行われました。

住み慣れた地域で、食を中心にいろいろな年代の人が時間を過ごせる場所作りは、これからの社会で必要とされるものだと思います。うちも開業して5年が過ぎようとしていますが、今後の可能性を模索し、さらにヨコの繋がりが開けることを期待して参加してみました。集まった20名は、福祉関係の方や定年間近のサラリーマン、料理好きな主婦といった顔ぶれでした。次回はカフェのマーケティングについて学習します。

 

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蓑虫

2016年01月21日 | 暮らし

石像が設置されてすぐに、像の顎下に蓑虫が宿りました。皆が「縁起の良いものだから取らない方が良い」と言うので、ずっとそのままにしていましたが、今日見たら、居なくなってました。強風で飛ばされたのか、巣立って行ったのか、あるいは天敵に食べられたのか。

『枕草子』に蓑虫が「ちちよちちよ」と鳴く様が語られています。蓑虫は実は鬼の子で、自分を捨てた親を慕って鳴くという話に、蛾が嫌いながら蓑虫には親しみを覚えていました。半年も一緒だったから、像もなんだか淋しそう。

 

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キッチハイク

2016年01月19日 | 暮らし

1月13日の日本農業新聞に蕎麦の話題で載せていただきました。キッチハイクというサイトで「クック」として登録していたことで、記者さんの目に留まり、「ハイカー」として当倶楽部を訪問した様子を記事にしてくださったのでした。若い記者さんは蕎麦打ち体験が初めてで、「とても楽しく、一生の思い出のひとつになった」と言ってくださいました。今はネットで大抵のやり取りができてしまうけれど、やはり実際の人同士の交流はネット上では味わえないものを得られるのだと思いました。私も喜んでもらえたことが、とても嬉しかった。

蕎麦を始めたことで、今まで知らなかった世界の扉を開けた感があります。「日本農業新聞」を読んだら、無縁だった農業も身近なものに思えました。新しい分野の人たちとの交流で、なんだか二度目の人生を歩き始めた感じがしています。

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雪の朝

2016年01月18日 | 暮らし

目覚めると、予報通りの雪景色でした。暖冬の年は大雪になる確率が高いので、昨日はスーパーでたくさん食料品を買い込んでおきました。もう雨に変わってきているけれど、あまり外出しない方がいいので、今日は一日、家で常備菜や保存食を作って過ごします。

 

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鋳込み

2016年01月15日 | 暮らし

教室で久し振りに鋳込みをしました。石膏の吸水性を活かして、溶かした粘土を型に流し込む技法です。初めての生徒さんは目新しくて夢中になるけれど、いくつか作ると厭きてきます。薄くきれいに仕上がっても、やっぱり手で作った方が味があるからでしょう。

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冬が来た

2016年01月13日 | 暮らし

今朝は「きっぱりと冬が来た」という感じに冷え込みました。暖冬は助かるけれど、氷山が溶けてしまうのではとか、野菜が高騰するかなとか思いながら過ごしていたので、寒さが戻ってきて安心しました。マフラーの出番もあるから、やはりいつもの冬が落ち着きます。

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綾織

2016年01月11日 | 暮らし

桐生のいつもの冬は毎日赤城おろしが吹いて寒いのに、今年は強風も無く毎日穏やかな日が続いています。マフラーも出番が無くて、新しく織る気も起らなかったけれど、ならば春色で織ってみようと思い立ちました。脚の踏み順と綜絖の通し方を方眼紙に書いて組織図を作り、綾織を入れて模様を織り出します。平織に比べると、綾織は緯糸が渡る分、地が厚くなってふんわりします。

 

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職人仕事

2016年01月08日 | 暮らし

1.2月は休んで何しているのって聞かれるけれど、結構忙しい。まずは予約制作をこなすこと。業務用の器は同じ大きさの物を要求されるから難しいところもあるけれど、こなした後は腕が上がるので進んで受けるようにしています。

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ブランデー黒豆

2016年01月03日 | 暮らし

お節料理も3日目となると飽きてきたので、少し目先を変えてみました。黒豆にはブランデーを適宜足します。お酒の弱い人には不向きですが、こうするとワインにも合うおつまみになります。ドライフルーツのブランデー漬けも彩りに加えました。きんとんは茶巾絞りにして金箔を散らします。新しいお料理もいくつか足して、黒御影土に白化粧土の平皿に盛りつけて、今日の前菜の出来上がり。

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小泉稲荷

2016年01月02日 | 暮らし

今年は本厄年なので、厄払いに出掛けました。方角が良いというので、伊勢崎の小泉稲荷へ。京都の伏見稲荷みたいに鳥居が連なっています。門前には油揚げを売っていて、祀っているお稲荷さんにお供えをあげる風習みたいでした。神社もお正月くらいしかお参りしなくなってしまいました。おみくじを引いたら、大吉でした。今年は良い年になるかな。

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2016年元旦

2016年01月01日 | 暮らし

 

新しい年を迎えました。今年もよろしくお願いいたします。

工芸倶楽部を開業以来、年々年賀状の数が増してしまって版画の年賀状は取り組めずに印刷していたけれど、今回は一念発起で版画してみました。元旦には届きそうにありませんが、松の内にはお手元に届くと思います。

実業団駅伝が家のすぐ近くを通るので、応援しに行きました。マラソンといっても、私が走る全速力みたいな速さで選手は通り過ぎて行きました。人って、こんなに走れるものなんだと毎年感心します。皆、とても細くて筋肉だけという感じ。走ることはすごく体力を消耗するものなのですね。

 

 

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