今年の版画会の会員は、大宮や佐野など遠方の方が増えました。月に一度の会合とはいえ、夜間に集まるのは大変だと思います。それで、夕食をご用意することにしました。
カレーの嫌いな人はあまり居ないと思って、献立はカレーとサラダにしました。お腹を空かせた部活からの帰り道、路地に漂うカレーの匂いの発生元が自分の家だと分かった時の嬉しさ。そんなことを思い出して、具のいっぱい入ったカレーを作りました。
「お母さん味カレー」とうちでは呼んでいて、ハウスの「印度カレー」を使います。凝ったカレーも好きですが、たまに無性に食べたくなる優しい味で、版画会の皆さんにも好評でした。
最近、文学史とか歴史の本を見ていると、そこに載っている有名な作家や歴史上の人物が若く見えます。これを勉強していた十代、二十代の頃は、皆一様におじさん、おばさんに見えていました。
自分が年取ってきたからなのですね。それとともに、近寄り難かった著名な人達が身近に思えてきたりしています。長生きしたら、さらに本の中の顔は若返るのでしょうか。
教室の生徒さんに教わった料理です。とても簡単なのに美味しいので、ご紹介。
大根は薄く輪切りにして、2枚の間に青紫蘇と梅干の果肉を挟みます。 半月に切ってもいいですね。油の強い料理と合わせると、さっぱりした味と食感が際立ちます。 梅干は南高梅のはちみつ漬けが合います。
器は信楽赤土に麻布で布目を付けて、乳白釉を掛けた楕円皿です。