INOJIN折々の記

蕎麦カフェや工芸倶楽部でのイベント、日々の暮らしの中で感じたことなどを綴っています。

北海道煮

2010年03月27日 | 暮らし

327_001 新ジャガや新玉葱が出回ってきたので、久し振りに北海道煮を作りました。この名称は私が勝手に名付けているだけですが、実家の母がよく作ってくれた料理です。

新ジャガはタワシで皮をこそぐ程度に取って適当に切ります。皮をちゃんと剥くと煮崩れしやすいのです。これに人参と水を加えて鍋で煮ます。少ししたら、新玉葱をざく切りして加え柔らかくなるまで煮ます。味付けは塩コショウと降ろし際に入れる多目のバターだけ。彩りに緑のものを最後に入れるときれいです。今日はアスパラガス。グリーンピースでもいいですね。

あえてダシも肉類も加えず、新の根菜の甘みを楽しみます。なんだかジャガ芋とバターで北海道を連想するので私はそう呼んでいるのだけど、正式な名前がある料理かもしれません。

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七十二候

2010年03月24日 | 暮らし

1年を約5日毎に変化する様を形容した七十二候。それがとても詩的でおもしろいんです。

15日毎に推移する二十四節気が主に漢字二文字から成る硬い表現なのに対して、文章で表現されている七十二候は和風で柔らかい表現です。例えば、「桃始めて笑く」、「菖蒲華く」とか同じ咲くでもちょっとニュアンスが違うところが感心します。

今日は冷たい雨の一日でした。炬燵で歳時記を追いながら一年を追体験していました。

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富士山

2010年03月17日 | 暮らし

先日の京都からの帰途、新幹線の車窓から富士山が見えました。ここ最近、新幹線に乗る機会があったものの、天候が悪かったりして、富士山は良く見えませんでした。この日は快晴で富士山がくっきりと見え、感動してしまいました。A席を指定してしまったので、富士山は反対側の窓から見えました。それで、子供みたいだと思いつつ屈んだり、伸び上がったりして見ていましたが、そんなことをしている人は私だけで、他の人は雑誌を読んだり、寝ていたりで全く関心がないみたいでした。出張で毎回見ている人は慣れてしまっているのか、何てこともなく過ごしてしまうのでしょうね。でも、こんなにきれいな山は他にないと思って、ずっと見入ってしまいました。

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春の雪

2010年03月10日 | 暮らし

2010i_004 桜の開花予報も聞かれるようになったのに、昨夜から降り続いた雪は朝には8cmにも積もっていました。今日は陶芸教室の日だったので、用心して早めに家を出たら、まるで雪国の風景でした。とてもきれいな雪景色にうっとりしながら走っていたら、50号線が渋滞していて、教室に到着するのにいつもの倍の時間が掛かってしまいました。

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小泉今日子さんの書評

2010年03月08日 | 暮らし

「40歳を過ぎた私の人生の中で、やり残したことがあるとしたら自分の子供を持つことだ。」という文章から始まった女優の小泉今日子さんの書評。日曜日の読売新聞の「本よみうり堂」は必ず眼を通す欄です。3月7日の『四十九日のレシピ』(伊吹有喜著 ポプラ社)を読んで、「そんな思いから少しだけ解放された。」という彼女の文は「子供がいようがいまいが、大切な人に惜しみない愛情を注げる人になりたいと思った。形のあるものじゃなく、誰かの心の中に、ほんのりと温かい小さな光のような思い出をいくつか残すことが出来たら、自分の生きた人生にようやく意味を感じられるような気がした。」と結んでいました。

この書評を読んで、『四十九日のレシピ』をとても読んでみたくなりました。生きていく中で陽の当たる所だけを歩んで行ける人は居ないもの。それでも、共感できる書物や人との関わり合いがあれば、受け留めることはできるから。

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和楽堂

2010年03月04日 | 暮らし

2010i_002 教室を開いているジョイフルー2新田店内に「和楽堂」という和風の商品を扱うコーナーができました。そこに私の陶器と帯とバッグを常設で置いてくれることになりました。早速いろいろと並べたので、店を訪れた折には、ぜひ、お寄りください。

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