昨日から、東京大田区馬込近辺に住む人達の木版画展を倶楽部で始めました。馬込木版画会は木版のカレンダーを作る有志の集まりで、私の父も所属しています。各人がひと月を担当し、1年を掛けて65枚ほど刷り、年末に集まって編集して仕上げます。自分達の分を除いた部数を販売し、その売上げで翌年の材料費と忘年会の費用を賄うという集まりです。
たまに実家を訪れると、いつも版画をしている父を見ます。高齢になってきて、多版の木版を65枚も刷るというのは、かなり大変だと思うのですが、それが生きがいにもなっていて、手を動かしているせいか呆け知らずです。
上下関係や派閥とかのしがらみのない人達の集まりで、気持ちの良い忘年会を私も過ごしたいと思って、群馬で木版カレンダーの会を発足させることにしました。もちろん、群馬在住の方に限りませんが、年に2~3回桐生に集まれることが条件です。1月19日19:00に当工芸倶楽部で第一回の会合を開きますので、よかったら、ご参加ください。