先日、栃木の姉宅に届けた兎やリスの置物。姉から画像が送られてきました。庭の緑の中で遊んでいるみたいで可愛いというコメント付き。なんだか嬉しそうに見えます。
広隆寺の弥勒菩薩像を模して作った像を素焼きしたら、窯の中で爆発を起こしてバラバラになっていました。窯の蓋を開けてみて、がっかり。結構上手く出来ていたのに。陶芸で作ると焼かなくてはならないから、空気を抜くのに苦労します。
彦部家の手機に掛ける経糸の準備。仮織りした経糸に型染をしました。発表会のある秋に彦部家の門前で黄色く色づく銀杏の葉を表現しています。
残った染液で麻のストールを手描き染め。「夏は涼しく」なので、なるべくあっさりと色数少なく仕上げました。反応性の染料は時間が経つと染まらなくなるので、時間との勝負。あまりデザインを考えている間もなかったから即興で思いつくままに丸と四角の柄を描きました。
今年は実物が豊作。ブルーベリーもジャムが作れるほど実ったし、昨年は全く実を付けなかった葡萄もたくさん実をつけました。小学生の頃、実家に葡萄の樹があって家族総出で実に被せる袋を手作りした記憶があります。新聞紙で作った袋をまだ青い実に被せて、鳥や虫から実が狙われるのを防ぎます。もう少ししたら、袋で覆わなければ。
本日より、貸しギャラリーで「四重奏(かるてっと)」の展示販売が始まりました。縮緬細工や創作服、アクセサリーなどが可愛らしく、たくさん並べられています。お食事がてら、お気軽にお立ち寄りください。
陶芸教室の生徒さんが、今度は仏像を作ってみたいというので、手始めに広隆寺の弥勒菩薩像に挑戦しようということになりました。前から見た写真はあるものの、背面がわからないと言っていたら、ガチャガチャに「仏像コレクション」があって、その中に弥勒菩薩もあると誰かが言い出し皆で引いてみましたが、なかなか目当てのものは出ません。私が当てたのは「持国天像」。あのカプセルの中に7分割されて入っていました。ちゃんと邪鬼までリアルに表現されていて、300円でこんなに精巧にできているなんてと、ちょっと感動してしまいました。
彦部家の織学舎の機が古くて、備え付けの筬や綜絖では経糸が通らないので、とりあえず筬を新調するために訪れた馬場信金筬製作所。筬だけを制作している桐生の会社です。今は金筬が主流なので、昔作っていたという竹筬の材料を分けていただきました。前に自分で作った機の筬はその辺の木材で作ったから、粗いものしかできなかったので、今度は密度の高い筬を作ってみます。
9日に行なった今回で3回目となる蕎麦会席。日頃、来店してくださるお客様に感謝の意を込めて企画しました。料理の写真を撮りたいと思いつつ、実際には手早く客席に運びたいので、撮影している時間はありませんでした。いつも厨房は戦場みたいになります。献立だけですが、ご紹介しますね。
水無月の蕎麦会席 お献立
前菜 :蕎麦実とキノコのドリア 海老生春巻き カクテルサラダ(白木耳・ズッキーニ・トマト・パプリカ・バジル・枝豆・松の実)
椀 :蕎麦湯のポタージュ(クコの実・アオサ添え)
お凌ぎ:更級 青紫蘇切 茗荷
八寸 :蕎麦焼き味噌 身欠き鰊の甘露煮 真竹の山椒煮 赤城牛のステーキ大根煮添え 鬼おろしとんぶり 酒盗チーズ 明日葉の天婦羅 椎 茸の鶏肉木耳詰め蕎麦粉揚げ
強肴 :スモーク4種(帆立・ちくわのチーズ詰め・烏賊・茹で卵)、そら豆、アイスプラント
香の物:鉄砲漬け ぬか漬け(小メロン・セロリ・蕪・胡瓜)
蕎麦 :十割蕎麦
菓子 :蕎麦茶アイス サクランボ ブルーベリー ゴールドキウィ
お飲み物:焙煎珈琲・紅茶・抹茶からおひとつ
お酒は食前酒に赤紫蘇ジュースハイ、ビール、冷酒(寿満亀・聖泉・岩の井・腰古井・木戸泉・甲子まさむね)、焼酎(十割・月の中・井上)、ワイン
8割が女性でした。お酒付きコースも6席、楽しい時間を過ごせました。次回はいつと聞かれましたが、結構大変なので、年に2回程度かしら。
庭の山椒の実を摘んだら、飼い猫が匂いを嗅ぎに来ました。食べたら痺れちゃうよと思っていたけれど、香りが気に入ったのか、しばらく嗅いでいました。
強風の日に横倒しになったまま、新葉を芽吹き、たわわに実をつける大木です。植え替えてあげようかとも思うけれど、鋭い棘もあるし、何よりも収穫しやすいので、そのままになっています。
黒御影土でノコギリ屋根の植木鉢を作ってみました。テラスに花が飾られているように見せるため、小さな苗を植えこむ孔が空いています。作りながら物語など考えつつ、扉や階段なども付けてしまいました。屋根から植物が生えている不思議な家になる予定。
夏が近づいてくると、この海鳥の屏風を飾ります。物置に長く保管されていたものですが、保存状態は一番良く、構図も筆致も確かなものなので気に入っています。引き込まれるような青い海。よかったら、見に来てくださいね。