所用があって大川美術館を訪れました。
開催していた「The 日本・画」展。日本と画の間に・を入れた意図を知りたくて展示を観てみました。1部は所蔵する近代の日本画家の作品展示。2部は桐生にゆかりのある日本画家の展示、3部は現代の「日本」の「絵画」として意図的に絵画表現を試みている作家の作品展示という構成。
3部の作家として取り上げられた菊地武彦の部屋。この他に面で表現している小野友三、緻密な描写の山口晃などを紹介していました。
大川美術館は私立なのによく頑張っているなあといつも感じます。少ない予算でいろいろな展示を試みようとしている。もっと多くの人に訪れてもらいたいと願います。
白磁に呉須で絵付け。
指を怪我して、しばらく土が触れなかったので絵付けをしていました。兎柄が縁起が良いとされているのは、繁殖能力が高いからということらしいです。「波に兎」柄は因幡の白兎伝説から来ているとか。兎は可愛らしいから、何となくほっこりしますね。でも、あまり可愛く描かない方がお洒落な器になります。
月の柄も好き。本当は刻々と変わる月をすべて描きたいと思うけれど、満月・半月・三ヶ月・下弦の月・上弦の月くらいにしておきましょう。
磁器土は成形するのも削るのも焼くのも手間が掛かるけれど、焼き上がった時の透明感や染付の色の美しさを思うと挑戦したくなります。
ここのところ、器の注文が相次いでロクロに向かう日々が続いていました。実際に火を扱うのは怖いので、何かと理由を付けて還元焼成を先延ばしにしていましたが、やはり酸化焼成よりも景色に深みが出るし、磁器は白さが際立つので頑張って焼いてみようと思います。
先週、東京や前橋に行く用があったけれど、桜は未だ満開ではなかったから車窓からも見られませんでした。その後、一気に満開になったけれど暇が無く、昨日の暴風雨を迎えて、もう散ってしまったかなと思いつつ、近くの桐生川堤を訪れました。
ちょうど見頃。なのに、誰も居ない。
東京や京都だったら、人だらけでしょうね。
「ひなさくら」イベントが桐生タイムス紙、上毛新聞で取り上げられて、NHK前橋支局からも取材の問い合わせが来ました。それで、昨日2時間近く掛けて撮影が行われました。
スタッフの方は全員女性で、重い機材なども慣れている様子でした。最後は皆でお茶にして楽しく終わりましたが、今晩の放映なので、あれから編集で大変だっただろうと思います。テレビでは5分ほどに上手にまとめられていました。このイベントもあと5日で終了となりますが、桜の開花と重なりそうで嬉しいです。
県立桐生南高校は2021年に県立桐生西高校と合併後、無人の施設となっていました。本日、ホームカミングデーと称したイベントが開かれると聞いて訪れました。私はここの卒業生ではないけれど、何年か美術の教師として通わせていただいたので懐かしいと思いました。
3階の美術室はがらんどうとなっていましたが、準備室は当時の面影を残していました。桜の時期には雨後に花びらが車に貼りついて大変だったことや、汚れていた車に生徒が指で落書きしまくって帰途恥ずかしい思いをしたことなど、いろいろと懐かしく思い出しました。
南高の卒業生であるオープンハウスの社長さんが群馬県から取得して地域の交流拠点として利活用するということで、これからどのように変わっていくのか楽しみにしています。
明日から開催する「ひなさくら」イベント。何回も試作と試食を経て、とりあえず、3,4日はこんな感じのスイーツプレートをお出しすることになりました。桜餡のロールケーキにスイートポテト、チーズケーキ、キッシュ、ナッツクッキー、抹茶のフィナンシェ、ハムとチーズの巻きガレット。桜ホイップ添え。甘いものだけだと飽きるので、軽食にもなるようなものをプラスしました。
加えて、桜花のゼリーも添えます。食紅を使いたくなかったので、サントリーの「桜JAPONE」というお酒を少し混ぜました。運転するのには響かない程度です。
以前、絵付けした大皿は直径30㎝以上あるので、なかなか使いこなせず、このまま使わずにいたら可哀そうだと思って、こんな企画を思いつきました。5枚なので、一日5食限定です。よかったら、味見しにいらしてくださいね。
昨年に引き続いて、「ひなさくら」イベントに参加することになりました。
今年はスイーツで試してみようかと思っています。子供の時からお菓子作りが好きでしたから。食紅等の人工的な色素を使わないで春らしさを出せたらと考えています。3月3日~4月3日と限られているので採算はあまり考えずに、自分が食べたいスイーツを作るつもりでいます。