寒くなってきたので服の入替えをしていたら、箪笥の奥から母が昔縫ってくれたエプロンがいくつか出てきました。手刺繍がいろいろと施されていて、もったいなくて使えずに新品のままです。このまま使われずに終わってしまったら申し訳ないと思い、今日はギンガムチェックのエプロンを付けて調理してみました。
毎年、機をテーマに小旅行する髙機復元プロジェクトの会。今年は秩父・青梅・日高方面でした。一日だけ晴天となった昨日、朝靄の中を8人で出掛けました。
最初の訪問地は「ちちぶ銘仙館」。ライト設計のレトロな建物では銘仙の工程が理解できるように展示してありました。ハロウィン装飾もしてあって、いろいろと工夫しているようでした。次は青梅市郷土資料館へ。昔使われていた高機の見学。最後は日高市の高麗郷地域へ。彼岸花で有名な巾着田の辺りを散策したら、川辺の彼岸花が皆同じ方向になぎ倒されていました。台風19号で高麗川の水が広がった影響でした。
今回訪れた各地は、ニュースになるほど被災しませんでしたが、青梅の多摩川も土手のかなり上まで茶色く変色していました。秩父市内では土砂崩れで一部の道路が片側通行でした。明日も大雨の予報が出ています。各地で被害が出ないと良いのですが。
久し振りに裏庭に行ってみたら、以前あった柿の木の場所に小さな実を付けた柿の木を発見しました。
たくさんの実が成っていますが、その大きさは2㎝もありません。この柿は渋柿でしたから、前に切ってしまって4~5年経ちました。こぼれた種から実ったのでしょうか。
小人の食べる柿みたいな可愛い柿。盆栽の老爺柿みたいです。甘い香りがするので口にしたら、やはり渋柿でした。干し柿にできるかしら。
今回の台風は、各地で甚大な被害をもたらしました。桐生は昭和22年9月にキャサリン台風の水害で146人の死者を出す被害を受けました。年配の方に当時の話を聞く機会が多々あります。過去の恐怖の記憶が治水事業を進めるきっかけとなって、今回は河川の決壊を防いでくれました。
13日の夜、雲の切れ目から煌々と光る月が一瞬、地上を照らしたのが印象に残っています。