INOJIN折々の記

蕎麦カフェや工芸倶楽部でのイベント、日々の暮らしの中で感じたことなどを綴っています。

2016年11月27日 | 日記

私が食卓の椅子に腰掛けると、待っていたように背中に忍び寄ってきます。パソコンを始めると、邪魔するかのように手を出してきます。背中合わせに心臓の鼓動が響いてきて、生きているものの温かみを感じます。ストーブの前に長時間陣取って、まるで湯たんぽみたいに熱くなって丸まっています。

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秋新蕎麦

2016年11月26日 | 日記

7月に夏新蕎麦になったから、そんなに秋の新蕎麦になっても変わらないだろうと思っていました。でも、やはり、違いました。打つ時の追加の水分量が秋新蕎麦はかなり少なくて済みます。それだけ、蕎麦粉に水分があるのでしょう。もちもちとした食感があります。香りと薄緑色に癒されながら、今朝も20人前打ちました。

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11月の雪

2016年11月25日 | 日記

昨日は朝からお昼過ぎまで降雪があり、5㎝ほど積もりました。夜は冷え込んで、今朝の道路は凍っています。まるで雪国みたいでしょ。普段はほとんど雪は降りません。手作りの郵便ポストも鍵が凍り付いてしまって、朝刊を取るのに苦労しました。昨日は、「こんな雪だから、今日は誰も来ないよね」と話していたら、10時に体験の生徒さん達が来て、お昼に何と所沢に住む大学の同期生ご夫婦の訪問がありました。東北旅行の途中に、寄ってくれたのでした。午後は陶芸と手織の生徒さん達が来て、賑やかな一日になりました。

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弓棚式高機

2016年11月21日 | 日記

この半年間、彦部家に通って近世に使われていた高機を仲間達と復元しました。竹のしなる力を利用して綜絖を上下させる弓棚式の高機。980本の経糸を綜絖に通して、この公開日の直前に機拵えが終わりました。その甲斐あって、今日は来場者の方々に試し織りを楽しんでいただけました。

ご褒美のような昼食。離れで紅葉を愛でながら、彦部家の銀杏を炊き込んだおこわとけんちん汁をいただきました。夏はやぶ蚊に悩まされながら、ここのところは冷える土間に辟易しながら、昔の暮らしの大変さと良さを経験しました。これから、絣や凝った組織の織りにも発展していく予定です。

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高機プロジェクト発表会2016

2016年11月20日 | 日記

明日の午後、桐生広沢の重文「彦部家住宅」にて、高機プロジェクトの発表会をします。今日、打ち合わせで訪れたら、門前の黄葉した見事な銀杏。金色に光り輝いていました。上毛新聞に掲載された記事です。ちょっと恥ずかしかったので、柱の陰に隠れています。

こちらは、桐生タイムス。

予定では、1時半から各界の方の講演が始まって、3時10分頃に私が「暮らしの中の織り」の話を1時間弱いたしますので、関心をお持ちの方はどうぞいらしてください。5年間続くプロジェクトなので、1年目は入門編の内容にするつもりです。難しく構えないで、楽しめる織りをご案内しますので、気楽にご参加ください。

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紅葉

2016年11月17日 | 日記

足利市美術館に「銘仙展」を観に行った帰り、織姫神社の階段を上って行ったら、頭上に見事な紅葉が。今年は忙しなく過ぎて、紅葉もなかなか観に行けなかったから嬉しい。帰宅して盆栽に水遣りしたら、花梨もモミジも紅葉していたのに気づきました。

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機を使わない織

2016年11月11日 | 日記

織りは楽しいものだけれど、機は高価なものだし、だんだんと技術が高度になっていくと敬遠する人も出てきます。それで、誰でも家庭にあるような素材を使って織りを楽しめるように、機を使わない織りをいくつか考えてみました。

機の無かった時代に織られた布は、原始的な装置で経糸と緯糸を交差させて織られています。さすがに、地面に杭を打って織るのは寒いので、板に釘を打って経糸を通したのが上の画像。緯糸は棒と糸を使って交互に上がるようにしています。たまに手で綾織や魚々子織りを入れると風合いが増します。

バッグを織る時には、自分の欲しいサイズの箱を探して、そこに経糸を巻き付けていきます。底に厚い革を使うとしっかりします。春夏は綿や麻の糸で、冬は毛糸で織ります。バッグも装いの一つなので、季節に合ったものを持てますね。

ベニヤ板に服の型紙を置いて輪郭線に沿って釘を打ち、経糸と緯糸が直角に交差するように織っていけば、服もできます。ポケットは段ボールを四角く切った土台を使って織り、縫い付けました。

油絵用の木枠を使って裏に釘を打ち、タコ糸などの丈夫な経糸に色糸で綴れ織りすれば、そのまま額付きの絵織りが完成です。木枠の替わりに自然の枝を組んで使っても趣のある作品に仕上がります。

織りは自分が機のある場所に行かないと取り組めないので、編み物みたいに気軽にというわけにいきません。でも、こんな小さな織りなら炬燵でも織れるので、よかったら、試してみてくださいね。

 

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大川美術館

2016年11月06日 | 日記

先日、版画カレンダーを届けに大川美術館を訪れました。桐生市出身の大川栄二氏が40年に渡り蒐集した約1200点の作品を基に1989年に開館した美術館です。現在の収蔵作品は7300点を数えるそうで、国内外の有名な画家の作品もたくさん見られます。

訪れた日は冷たい雨降る日で、閉館1時間前ということもあって、スタッフの他に来客は私一人。せっかく来たから、たまには鑑賞していこうかなと思いました。かつて企業の社員寮として建てられた建物を利用しているので、他の美術館の趣とは少し違っています。白く塗装された天井の低い部屋がいくつもあり、水道山の斜面に沿って段々下に降りていきます。らせん状の階段の途中には掛井五郎氏作の像が。何だか、すれ違った宇宙人という雰囲気です。ピカソやシャガールといった巨匠の作品も結構無造作に飾られています。市内にある美術館に一人で来館することは滅多に無いことで、以前、両親を連れて訪れて以来十数年振りでした。全館、会う人も監視員も居ない美術館は異空間を往く気がして、このまま現世に戻れなくなるような気も一瞬しました。絵画はそれぞれの作家が精魂を込めたものだから、そこが窓になって、作家の世界に引き込まれてしまうかもなどといった妄想が起きます。雨の日の黄昏時の美術館は不思議な雰囲気に満ちていました。

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大学芋

2016年11月05日 | 日記

さつま芋の収穫期になって、いろいろな方から掘り立てをたくさんいただいたので、今日は大学芋を作ってみました。さつま芋を乱切りにして揚げて、熱いうちに水飴にからめてから黒ゴマをまぶします。

高校生の頃、母がよく作ってくれました。砂糖を煮詰めた液にからめると、冷めてからカチコチに硬くなります。やはり水あめでないと艶も出ません。懐かしい味に、しばし学生気分になりました。近江御影赤土に白化粧土で桜花を描いた器に盛ってみました。

 

 

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