使い捨て施策

外国人労働者の受け入れを拡大する出入国管理法（入管難民法）。
その改正案が成立したが、自由党の山本太郎参議院議員。
本会議場で投票時、牛歩戦術で抵抗して絶叫！

賛成する者は、二度と『保守』と名乗るな！　
保守と名乗るな、『保身』だ！
この国に生きる人々を低賃金競争に巻き込むのか！
世界中の低賃金競争に！

与党議員に向かって官邸の下請け！経団連の下請け！
竹中平蔵の下請け！と声を張り上げた。
そうだよなぁ、従来の外国人技能実習制度。
随分と外国人の人権を侵害し、過酷な労働を強いて来たよなぁ。

労働者を百円ライター以下の処遇で燃えた日本企業だが・・・。
今回の改正法も、彼らの人権侵害を防ぐ体制も整えていない。
まず彼らの人権を守る仕組みや外国人定住者、永住者を・・・。
日本社会へ適応させるための社会統合政策を整えるべきだ。

識者のそんな指摘は、正鵠を射ているね。
しかし安倍は、安い労働力を確保したい経済界の意向に迎合。
低賃金で働く人材の確保、それによって人件費全体を削減。
そんな目先のことに血眼となる企業に絶大の理解を示す。

でもこんなものは、場当たり的で身勝手な使い捨てライター施策だろ。
そして消費税10％増税は、日本経済に深刻な破壊的被害をもたらす。
そんな警告・指摘も頷けるなぁ、安倍は絶対に失敗する！

ところで安倍の暴走を振り返れば、改正水道法による水道民営化。
種子法廃止による種子市場への民間参入等など。
国民の暮らしを守るよりも財界の利益を優先する姿勢が鮮明。

見えて来るのは、異なる見解に耳を傾けない。
議論は、極度に軽視して質問をはぐらかす傾向が顕著。
安倍の議論を軽視した強行採決は、目に余る・・・。