無人機での攻撃

こんなことが、日常茶飯事に行われているとは・・・。
米軍のプレデターとリーパーという無人機による攻撃。
２００８年の夏以降、急速に拡大しているらしい。

ロングウォー・ジャーナルなるメディアによると・・・。
無人機攻撃は、０４年から０７年までの４年間で累計１０件。
それが０８年は３６件、０９年は５３件と急増。

当初は、高性能のラジコン飛行機で情報収集が主な任務だった。
ところが、ミサイルや爆弾を搭載できるタイプが開発され・・・。
その結果、遠隔操作型の殺りくマシーンに生まれ変わったという。

パキスタン領内での攻撃が多く、米中央情報局（ＣＩＡ）が関与らしい？とも。
０９年８月には、パキスタンのタリバンの指導者が無人機の攻撃で死亡。
行動は、無人機が長時間にわたり監視を続け・・・。
親戚の家でくつろいでいたところへミサイルを撃ち込んだ。

一方、テロ組織側は、この報復として米軍前線基地内で自爆テロ。
結果、ＣＩＡ職員ら８人が死亡・・・。
更にこれに対して米軍は、１０年１月に１３件もの無人機攻撃を実施。
タリバンの拠点等にミサイルを撃ち込む大規模攻撃を決行。

これが、アフガニスタン問題解決に向けた唯一の選択肢とは・・・。
米政府内には、それを肯定する意見も強いらしい。
血を血で洗う報復の繰り返し・・・怖い世の中である。

そんな連鎖反応が、憎悪を一層膨らませている現実に絶句。
戦争の泥沼化を助長する無人機攻撃には、言葉がない・・・。