豊前善三のつれづれ日記 2011年12月31日 ブログをはじめました

日頃、感ずることについて考える。人間らしさを さまざまな人間模様。

豊前善三のつれづれ日記

2012年09月27日 17時02分59秒 | 日記
 ( Vol 428 ) 生産拠点 の 低賃金労働者の国への 移転は 永久には続かない    

世界で活躍する企業は 生産拠点を 低賃金労働が可能な 国へと 移転

そのことによって 生産コストの抑制を図っている

しかし この方法は ゆくゆくは 行き詰まる

生産拠点を 移転した国の 近代化は 急速に 進んでいる

その速度は 想像以上に早い

以前であれば 近代化に 時間がかかった

アメリカの近代化にかかった時間 より 日本の近代化にかかった時間は 極端に短かった

しかし その日本の近代化より 短い時間で 近代化がはじまっている

韓国の近代化 中国の近代化は 日本の近代化にかかった時間を 大幅に短縮

それよりも早く近代化に進んでいるのが 東アジア諸国

その原動力が 低賃金の労働力を求めて 生産拠点が移転した企業


日本の企業の動きから見えてくる


生産拠点は まず韓国へ 次に中国へ そして いま 東アジアへと 移転

その跡を見ると 必ず 進出した国の 労働者の賃金 生活の質が 向上

より低賃金の労働者を 求めて 企業は移転を繰り返す

その移転は 長期にわたって 留まることができない

労働者の賃金の上昇を 余儀なくされている

労働者の生活環境の向上への変化が激しい

賃上げの労働争議が 生じている


それは 情報 流通が 活発になっているからにほかならない

このまま 低賃金の労働者を求めて 移転を繰り返していくと 

すべての国の 生活の質が 向上し 低賃賃金の労働者の国を 探すことができなくなる

これは 時間の問題である


企業の 生産拠点のあり方を 考え直さなければならないことが 迫られてくるだろう

低賃金労働者を 求める ことから 生産形態の効率的手法へと 舵を取るようになるのではないか

いまから その方向への 模索をする必要があるのではないか


また このことは 先進国における 産業の空洞化を 防ぐことにもなるのではないか


労働者数は 一次産業 二次産業 から 三次産業へと 比重を高めている

この現象は どこの国でも 起きてくるだろう



他の国に 低賃金の労働力 を求める

だが 必ず 行き詰まる


なぜならば 後進国と呼ばれる 国はどんどん減少していくからである


企業は

この事実を どう捉えるのか

どう 対策をとるのか

過去の内容一覧 (以下のことに関しては最下段の「記事一覧」を参照ください
Vol 427 自民党総裁選 結果から見える 自民党の姿
Vol 426 日本の顔 総理は 4年間 続投堅持を
Vol 425 日本企業 経済界は 中国政府の揺さぶりに 惑わされるな 
Vol 424 中国との外交交渉は 毅然とした 態度が必要
Vol 423 介護現場の環境を 改善する必要がある 
Vol 422 中国の制裁行動に 動揺してはならない 
Vol 421 民主党代表選で 野田総理が 大差で再選した
Vol 420 オスプレイの 飛行許可は 何を意味するのか
Vol 419 中国における 自由という春は 遠い
Vol 418 福島原発事故の 影響は まだ尾を引いている
Vol 417 尖閣諸島に関する 中国の海図の 国連提出に対する 日本政府の対応は 国連に異議を表明するだけでなく 日本も海図を提出すべきはないか
Vol 416 尖閣諸島における対策は 有事体制に入っても良いのではないか 
Vol 415 原子力規制委員会は 独立性を持って やってもらいたい
Vol 414 日本の自給自足のために 日本の産業構造の 空洞化は 避けるべきである
Vol 413中国との外交は交渉は 毅然とした態度で 望んでほしい
Vol 412 ヒトは 刺激されることで 行動する 発想する
Vol 411 中国政府の 脅しに動ぜず 毅然とした態度が 必要ではないか
Vol 410 尖閣諸島における領海の警戒は 手を抜いてはならない
Vol 409 日本は 身勝手な行動をとる 中国と どう対応するのか 
Vol 408 中国 中国人の 行動は 身が手な論理行動にしか 映らない
Vol 407 中国は なぜ 強大化したか 
Vol 406 尖閣諸島の  領有権問題は 次の段階に 入った
Vol 405 学生たちが 使う 「上から目線」というコトバの使い方は なぜ 起きたかVol 404 自民党総裁選候補者の 意見 考え方には 不満を覚える 
Vol 403 叶えるには 思っているだけでは 叶わない 叶えるには 行動に出ること 
Vol 402 領土は 力で 守るもの 
Vol 401 外交上の問題で 外国人に対する いやがらせ 暴行 は慎むべきではないか Vol 400 イスラム教徒の行動から 宗教は 何を ヒトに教えるのかを 考える
Vol 399 領有権の主張は 覚悟が必要
Vol 398 放射性廃棄物の処分についての 日本学術界会議の提言を どう活かすか 
Vol 397 地球の温暖化は 人間が 起こしたことか 
Vol 396 党の代表選についての 報道は 論点が 理解できるように 報道してもらいたい Vol 395 「なぜ」という疑問を持つ 「なぜ」という疑問に 応える その気持ちを持つことが 難局を乗り切るのではないか
Vol 394 災害復興対策は なぜ進まないのか 
Vol 393 電力会社の 電力消費予測 の 過剰評価か
Vol 392 弱体化する自治会 自治会に頼りすぎる自治体
Vol 391 八王子市にみる ゴミ収集の方法に 一案あり
Vol 390 報道は 何を 大衆に向かって 伝えようとしているのか 信憑性の高い報道を してもらいた
Vol 389 エネルギー環境会議の 試算に思う
Vol 388 尖閣諸島の 国有化は 必要か
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 豊前善三のつれづれ日記 | トップ | 豊前善三のつれづれ日記 »
最新の画像もっと見る

日記」カテゴリの最新記事