豊前善三のつれづれ日記

(　Vol  3362  )  　自民党の発想の根底は　何事も　金次第　今回の所得減税も　そうである

なぜ　いま所得減税をしなければならないのか

その意図に対して　理解に苦しむ

過去２年間の税収の増加分を　減税という形で行いたい　という説明だが

その動機が不明

国民に物価上昇による負担軽減を図ろうというが　過去に行った物価上昇に対する　現金支給は　あまり効果をもたらさなかった

そのための　自治体における事務経費が大きかった

 

今回も　過去の経験は生かせず　自治体への負担が大きくかかり

事務の量の多さから　外部委託せざるをえない　

この外部委託においても　個人情報の保護という観点から　過去の外部委託の情報の漏洩という事例から考えても　絶対に守られるという保証体制がとれていない

 

また　民間企業にも　所得減税額を給与明細に　明記せよ　という

これは　通常業務を煩雑化させることになる

なぜ　このようなことをしなければならないのか

 

国民にまんべんなく減税をするのならば　年末調整という方法もある

この方が　負担は軽減できる

また非課税世帯には　いままでの現物支給の経験が生かせる

 

今回の方法は　政権の支持率のアップを図った　政策にしか受け取れない

国民不在の　自民党政権回復のため　ということにしか受け取れない

 

自民党の　すべてが　金次第という考え方で思考している　ところに問題がある