( Vol 3144 ) 自賠責保険の自動車安全特別会計の 一般財源への流用 という あり得ない政策を してきた 自民党政権は 自らの失策を隠すために してきた この反省もなく 自賠責保険の加入者に 責任転嫁 もう独裁政治である 懲りない自民党政権といえる
ことのはじまりは 小泉政権のときである
財源である税収不足の補填に ウルトラCを考えた
それが 自賠責保険の積立金の流用である
これを可能にするために
小泉政権のときに 規制緩和 という政策を打ち出して 流用を可能にした
冷静に考えれば 税収不足を補うのであれば 赤字国債の発行で 可能なはず
それをしなかったのは なぜ か
ここには 1970年からの国債発行額が20兆円台で推移してきた
急に 赤字国債の増額をすれば 政権批判は免れない
日本経済は 上昇傾向から 下降傾向へと変化してきていた
気づいたときは 遅い
景気が良いときは 椀飯振舞の金のばらまき 政策をしてきた
不慮のときのための 備蓄ということをやってこなかった
ここに 自民党政権の 将来のビジョンが描けてない 欠点がある
自賠責保険から流用額は
1994(平成6)年と1995年の2年間で 1兆1200億円
返済計画も立てずに 流用
赤字国債の発行額は 1995年を境に どんどん増額していった
自民党政権としては 赤字国債の発行は なるべく低くして 批判をかわそうとした このことが 問題を引き起こしたといえる
2022年には 100兆円を越えた
1975年当時は 5兆円 ところが1998年には 30兆円越すようになる
財政支出も 1975年から増額の推移である
税収が1990年から減少しはじめても
一般会計の支出額は 増加傾向
その政策にともない 赤字国債の発行額は増えていった
なんのために 自賠責保険の流用補填が なされたのか その効果は 焼け石に水 というところであった
そして いま
岸田政権になって 自賠責保険の運用に 赤信号が点り始め
自賠責保険の貯蓄額がなくなってきたというのである
ならば 流用した金額 全額を 返金すれば 問題は解決するはずである
しかし その対策として また とんでもない政策をした
それが
「交通事故の被害者支援を充実させるため」という理由をつけて
自賠責保険料とは別の賦課金を最大150円値上げする
という
国土交通省は賦課金制度を新設
自動車ユーザーの保険料に上乗せして確保することを 2022年の法律改正を成立させた
この 自民党政権の無責任さには 呆れ返る
単純に 全額 赤字国債で 返済すれば済むことである
返済額の残額は 5952億円
鈴木俊一財務相は
「一般会計から自動車安全特別会計への繰り戻しは、今の財政事情を考えると1回でお返しするのは無理な状況。これは申し訳ないと思っているが、そういう中で着実に確実に繰り戻し、誠意をもってお返ししていくことが大切だと思っている」
と述べたが 何かがおかしい
現実的には 返済額不可能な状態で 返済期日は未定のまま 先送りにしている
安倍政権のときには 返済がなされていない
すべてが 自民党政権の財政の見越しの甘さからくる不手際である
これができないのは 責任 という 文字から いかに逃れるかを考えているからである
自賠責保険の加入者に その責任を転嫁しては いけないのではないか
自民党政権は いままでずっと 「場当たり的」 と 「ごまかし」で 切り抜けてきた
いい加減 反省して このような 行動は卒業してほしい
そして 国民に対して 謝罪してほしい
特に 自民党議員は 私利私欲のために 政治を使ってきたことを 反省してもらいたい
国民をだまし続ける ということを やめてもらいたい