( Vol 3136 ) 道徳とは 何か この道徳が「曲者」であり 政治にまで影響している 宗教は政治と切れない関係になっている
宗教も政治団体と見るべきである
それは 道徳という面からみると 見えてくる
道徳には どんな基準があるのか
そこには
宗教によるもの
政治によるもの
その両方によらないもの
と見ることができる
両方によらないものとは 理性による判断ということである
他者を理解し 配慮した行動 に基づいたもの ということができる
ここで 問題なのは
社会は その両方によらないもの という道徳は 使われない ということである
宗教と政治 の両面により 道徳が行われている
特に 宗教と政治は 非常に密な関係になりやすい
政治家は 宗教の力を利用しようとする
また
宗教も 政治を利用しようとする
政治と宗教は 切り離せない 関係にあるといえる
国として 道徳を発信するとき
政権は 政治的な立場の判断から 道徳の基準を示す
その基礎となるものが 個人の生活履歴が影響している
そこには 幼少の頃からの 宗教の精神が洗脳されている
この洗脳は 取り除くのは難しい
いかに 政治を 宗教と分離するか ということは 難しい
無宗教である といっても そのどこかに 宗教の精神が潜んでいる
宗教が 日常生活に入ってきて 長い歴史があり その蓄積は 市民の生活に 基礎的な道徳面で 大きな影響がある
政治と宗教の 分離は 容易ではない
世界中の政治を見渡しても 共産主義国家以外は 宗教が政治と関わっているのが現状である
いかに 宗教の影響を減らすか が課題になる
自民党の旧統一協会との関係も 日常生活と政治との線引きができていないために 政治に宗教が影響を及ぼしている
自民党は 宗教の影響はない と弁明しているが 道徳面から見ると 影響を受けている
男女両姓問題 同性婚問題 の判断に 宗教的な道徳が垣間見える
アメリカにおける 中絶禁止の法律も 宗教的道徳の影響を受けている
宗教的道徳によらない理性に基づいた道徳をもってするならば 中絶はどう判断されるのか
女性の母体保護 女性の精神的な問題 ということが判断になる
一般的には なるべく中絶しない というのが妥当であるが
事情によっては 中絶しなければならない場合もある
ただ 授かった という 宗教的道徳の 理由判断では できない
宗教と政治は お互いが持ちつ持たれつ の関係
宗教の道徳が政治へも 影響を及ぼしている
宗教は 完全な哲学思想ではない
どこかに 矛盾を抱えている
そこは 「生きる」という 単純な行動にある
「生きる」ためには なにが求められるのか
生きるためには 食べる ということが重要になる
この食べる ことが 矛盾を生む
食べるための殺生と平等 という問題を どう整合させるのか
ここが 自己中心的に 論じている
仕分けの論理で 提唱されている
矛盾を含んだまま 宗教の道徳として 発信
この矛盾が 政治にも 道徳の基礎として影響を及ぼしている
その意味でも 宗教は 政治に影響を与える団体として 政治団体として捉える必要がある