豊前善三のつれづれ日記 2011年12月31日 ブログをはじめました

日頃、感ずることについて考える。人間らしさを さまざまな人間模様。

豊前善三つれづれ日記

2016年12月17日 09時19分53秒 | 日記
( Vol 1524 ) 日ロ首脳会談から見える 北方領土問題解決は 困難なことであることを感じた。

今回の会談は 平和条約締結を前提とした 経済協力会議であったように思う

北方領土問題は議題にも上らないのではないか と思っていたが 想像通りであった

安倍総理は 北方領土問題に決着をつける行動をとる ようなことを含んだ発言をしていたが それは方便のようである



安倍総理は 道筋をつけた と考えているのだろうが 道筋はついていない

なぜならば その確約は とれていない


ロシアのプーチン大統領は 北方領土問題について 戦後のアメリカが日本政府に圧力をかけてきた経緯を話した

このことからも 領土問題は 議題にあげるつもりはない


アメリカのように 何らかの 有益なことを提示され はじめて 考える余地が出てくるのではないか

沖縄返還が行われたが しかし 実権はアメリカが支配している状態


今回のような 経済協力では 余地は見いだせないのではないか


プーチン氏の演説から 感じることは まだ 東西冷戦は 完全に消滅してはいない と感じた


そのことを考えると 日本は アメリカとロシアという 軍事強大国家の狭間で どう動くべきか


この両国間の緊張の中 どう日本は スタンスを置くかが問われる



その意味で 今回の会談は 日本の本気度を試されたともいえる


無条件に お互いを信頼できる状態の中 どこまで食い込むことができるのか



いままでの 安倍総理の外交を見ていると 足をすくわれることが多いように感じる


アメリカにスタンスを置いている限り アメリカと対峙する国とは よほど用心して 行動しなければならない


もっと したたかさをもって 外交交渉をすべきではないか


エネルギー問題 経済活性化を 考えるのならば 石油に関しては 自国内における掘削を考えるべきではないか

巨額な費用をかけても 将来性を考えるべきである

また 資源についても 自国内の資源開発を図るべきである


海洋資源 再生資源 という分野における 開発も推し進めるべきである


技術革新こそ 日本の生きる道ではないか


日本の将来像を 描かず 場当たり的に対応するのは 問題を起こす



将来ビジョンのない 交渉は 徒労に終わるのではないか












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