ほっじすの週休2日制ブログ

通称『ほっじす』の日記&コラムです。時事ネタや「越谷グレイツ」内での話題を中心に投稿します。土日祝は野球の為、休載です!

PASMO発売休止について

2007-04-12 | ささやき
4月12日(木)晴れ

PASMOが定期券分を除いて8月まで発売中止になるそうだ。「予想を超える売れ行きだったから」らしい。今朝のニュースを見てると一部から「見通しが甘いんじゃないか?」と批判が出てるという。でも「予想が甘い」とかいうヤツって結果見てるから言えてるわけで、ほっじすはズルいと思うな。PASMOに限らず、今、日本の社会ではこのような現象が蔓延しているように感じる。
バブル崩壊前の流通・商売って、売る側も買う側もそれぞれに自らの責任に於いて商品や仕事を発注したり受注したりしていた。それが景気が悪くなった頃からなるべくリスクを背負わない経営が主体となり、そのしわ寄せは中小零細企業へと行った。つまり昔は、発注者は自らが出した仕事は、例え予想とは違う売れ行きや料金だったとしても、それは発注者自らの責任として処理していた。だから受けた方も言われた数を安心して生産なり提供するなりが出来た。それがいつのまにか、発注者が商売上の優位を利用して「全部買えないけど、これぐらいは用意しておいて欲しい。」というズルい発注をするようになった。受ける方は最初は言われた通り一生懸命にその数を用意する。で、いざ取引の段階になると「これしか売れなかったからこれしか買わない」「売れなかったから返したい」と言われてしまう。これでは一生懸命に用意した方はたまったもんではない。次第に自己防衛の為、発注者の数字を鵜呑みにしなくなる。「まぁこの数全部は売れないだろうからこんぐらいでいいだろう」という判断を生産側がしちゃうんだね。そうすると今度は本当にその数字以上に売れたりすると、実際には用意してないから簡単に品切れしてしまう。仮に発注された数字を用意していても、それ以上を急いで作れる準備をしてない。
理由は「もし発注数を下回ったら在庫として残されちゃうから」。
今回のPASMOの件、こんな背景がある気がして仕方がない。数百万枚なんて、もし在庫で残したら保管料だけでも莫大だからね。予想だけなら誰でも出来るわけで、要は「予想数は責任持つ」ことが出来るかどうかなわけだ。
今の大企業の好業績にはこんな犠牲があることを知らない輩が「予想が甘い」なんて言うんだろうと思った。

結論:だけどほっじすの予想だと遅くても6月頃には発売再開すると見た!