6日続伸

本日の日本株市場は終日底堅く推移し、日経平均は25円高の14,467円となった。昨日の米国株式市場は債務上限問題が大詰めで難航したこと、ニューヨーク連銀製造業景況指数が悪化したことなどが嫌気され、NYダウ平均は133ドル安の15,168ドルと大きく下落した。ドル円は98円程度まで円高が進んだ。

米国株式市場の大幅下落と円高進行を受けて日本株も大きく下落して始まるかと思われたが、日本市場の寄り付き直前に財政協議の進展が報じられ98円半ばまで円安が進行、協議の進展と円安進行を好感して日経平均はわずか8円安の14,433円で寄り付いた。日経平均は寄り付き後に一時約50円高まで上昇する場面もあったが、終日方向感に欠ける小幅な値動きとなり、結局25円高で引け、6日続伸となった。

値上がり銘柄数628銘柄、値下がり銘柄数974銘柄。騰落レシオは112.1％と少し上昇した。売買代金は1兆3802億3700万円と8月26日以来約3ヶ月ぶりの低水準だった。米国の債務上限問題の対応期限とされる10月17日が近づき、与野党間で合意に向けた話し合いが進められているものの、期限までに本当に合意できるのか不透明感も残っていることから、積極的な売買は控えられていると思われる。