心理カウンセラー/子育てアドバイザー グランマ39のページ

グランマ39のページにようこそ!
フィギュアスケート、日々の出来事などを綴ります。

親の存在

2015-07-02 14:06:10 | ファミリー
今回の故郷ブログを読んだ感想メールが、身内や知人から届きました。
つくづく思ったのは、親の存在って大きいなあと。

今朝の朝日新聞に、編集委員・稲垣えみ子さんのコラムが載っていました。
彼女のご両親や、老いに関することが書かれています。
身につまされる思いがしました。

誰もが自分の親だけはいつまでも元気と決めてかかっている。
親の異変に気付いた時は、ショックと不安が押し寄せるものです。
それに、なんとかしなければと思っても、子供世代は働き盛りで動きが取れない。

私も今までは父を訪ねても、ちょっと会うだけでした。
父の部屋や荷物を片づけたり、やることも多く、ゆっくり向き合う時間が取れなかった。
結局、忙しい中、遠い九州まで行ってきたという自己満足感。

しかし、今回は違いました。 ともに時間を共有し話を聞いて頷く、褒める。
これが大事。 会話することで父が笑顔になりました。
新聞の記事にも同じようなことが書いてありました。

身内の宴会が何度もあって父も参加していましたが、少人数でゆったりランチするのは
あまりなかった。
ファミリーが父を支えて歩き、同じ物を一緒に食べる。
高齢だからとかやの外に置かず、ランチに誘ったのは本人にも私たちにも良かったです。
後で父が、”和牛肉は美味しかったが、量が物足りんかった”と言ったのにはびっくり。
みんな満足していたのに。 食欲があるのは元気な証拠。

老いても親から学ぶことは多いです。
一見、無駄なことに見えても親の考えを聞くと、なるほど!と思うこともあります。

自分達は親より若いから、こちら側の視点から物事を判断しがち。
親の年齢まで思いをめぐらさなければ、言うことが効かなくなった身体の不自由さや、
何気なく食べている食事の有難さに気付けないかもしれません。

一歩一歩、用心しながら歩く父から頑張るという勇気をもらいました。
もういいや・・と諦めたら何もできず、どこにも行けないし。

コラムの最後にあった、<親の教えは永遠である>という言葉は心に沁みました。
次回も父とゆったり話せる時間を作りたいと思います。
コメント    この記事についてブログを書く
« キュートな土産 | トップ | 七夕飾り »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ファミリー」カテゴリの最新記事