弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

東京・名古屋や 甲府を避けて 横浜地裁に なぜ提訴?

2015年12月24日 23時12分35秒 | 裁判
日本の裁判所は、基本的には裁判官を選べないような事件配点の仕組みになっている。
しかし、民事の特殊事件は大きな裁判所では特定の専門部や集中部に配点されるので、どの裁判所に提訴するか決めれば、自動的に裁判長を選べる場合がある。
(写真)天皇誕生日の大分合同新聞の一面。大分銀行の広告として国旗が掲げられている。
その横に横浜地裁判決(交通事件集中部)の記事。被告会社の住所地や事故発生地ではなく、遺族原告の一人の住所地を選択した模様。
この事件で果たして原告弁護団がそこまで考えて裁判所を選んだかどうかは謎だが、そうだとすれば大成功だったようだ。