弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

押しも押されぬ 名判決を 「裁判長は」と 言っちゃやだ

2010年09月19日 12時17分15秒 | 判決どどいつ
17日の東京地裁判決から。
色々な意味で裁判員制度が始まって以来の難事件だったろうと思う。
私は今日の朝日社説に共感した。
それにしても、違和感を抱くのは、判決の報道で「裁判長は」という言い回しが目立つことだ。
2人の陪席裁判官はともかく、6人の裁判員に失礼ではないだろうか。
第一、裁判長が実は評決で少数意見だったという可能性も、裁判員制度では無視できなくなっているはずだ。
例えば「判決は」と意識的に言い換えるようにすべきだろう。