弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官になった竹内浩史のどどいつ集

心洗われる 家裁の事件 養子縁組 申立て

2010年03月09日 00時00分53秒 | 裁判
家裁の事件の多くは、夫婦をはじめとする親族間の争いである。
しかし、心洗われる思いをする事案もある。
他人の未成年の子を養子にして育てたいという養子縁組許可申立事件が、その典型。
外国人の子や棄児を対象とする場合も少なくない。
未成年者の福祉に沿うことを調査官が慎重に調査をした上で、裁判官が比較的長文の審判を書くことになる。国際私法に基づいて外国民法に論及しなければならない事案も多い。
しかし、頭が下がる思いがする例が目立つので、多少の手間はあまり苦にならない。