きまぐれ発言

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海賊対策法案は与野党の話し合いが必要だ!

2009-03-14 20:20:12 | Weblog
海賊対策法案は与野党の話し合いが必要だ!    (009.03.14.)

ソマリア沖での海賊対処のために海上自衛隊の護衛艦を今日出港させる。「さざなみ」と「さみだれ」の2席で、「海上警備行動発令」によって広島の呉から今日の午後出港し4月の上旬に現場海域に到着する予定である。

任務は、海賊対策で、我が国の海上交通の安全確保のためで日本の船舶に寄り添う形で護衛艦が搭載する4機の哨戒ヘリコプターと共に護衛に当る。

海賊対策に付いては、野党の民主党議員も昨年からその必要性を主張していたから、与野党で合意出来る素地は有るのだが、与党はこの問題の話し合いをほったらかしにしていたから、今回の出港も武器の使用に当って警察官職務執行法7条が準用され人に危害を加える射撃は正当防衛時と緊急避難の場合に限定される。

従って、今回「海賊対処法案」を別に閣議決定し、国会に提出、成立させる事によって、武器の使用基準を緩和し、幅のある警備体制を持ちたいと言う事であるが、国会成立を待たずに出港した事は、取り敢えず、海上警備行動は法案成立までのつなぎの措置である。

ソマリア沖での海賊対策は、15カ国以上が警備・哨戒活動を展開し主要8カ国(G8)の中で艦船を派遣していないのは日本だけである。
自国の船舶を守る事は、当たり前の事で、今までは、他国任せの不正常な状態であったのである。

国連の海洋法条約では、全ての国は海賊行為の抑止に協力する義務が明記されている。国連安全保障理事会でも決議が採択されており、憲法上も問題はありません。

この様な問題こそ早くから、与野党が良く話し合って、スムースな合意を得て対処に当るべき事であって、麻生現政権の、野党と見れば「敵」と見なす姿勢では、国益を考えて与野党と話し合いすることが出来ない欠陥内閣と言わざるを得ない。
(えびなたろう)


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