日本の「原子力協定」承認確実 (2014-04.10.)
日本がトルコ、アラブ首長国連邦(UAB)と結ぶ原子力協定が衆議院で可決され、今国会での承認が確実になった。
協定は、平和利用に限定して原子力関連の機材や技術を提供するための取り決めで原発輸出の前提条件である。
安倍政権は成長戦略の一環として原発輸出に熱心である。しかし、日本は世界で、唯一の被爆国であり、福島原発の様な原発事故の被害国でもある。それだけに、安全に対しては、完全に制御できる技術を持っていなければならないと思う。
安倍総理は3月にもオランダで開かれた核安全サミットに参加し、トップセールスに努めた。
原発1基の事業費は数千億円に達する。それが2030年までに世界で370基も見込まれ原発輸出が国の経済を支える柱となると見込んで居る様だ。
しかし、其れが万一重大事故に繋がった場合その賠償金も莫大で、日本経済の足を引っ張る事に成りかねない。
しかし、首相は「日本は世界一安全な原発の技術を提供できる」と言い切っている。そして、輸出によって、世界の原発の安全性向上に貢献できる。と言っている。確かに火力発電に比べ、二酸化炭素の排出量の少ない原子力発電は、地球温暖化対策にも寄与する事にはなるが、その前提は「世界一安全」であることなのである。
中でも、トルコは日本と同様、世界でも地震の多発国で、1999年イスタンプールを含む北西部でマグニチュード7.4の大地震を経験し、1万7000人が死亡する被害も出している。
従って、トルコとの協定は内容にも大きな問題があると思われる。
協定の承認は憲法の規定で承認され、衆議院で可決すれば参議院は関係なく輸出は可能になる。それだけにトルコに付いては、事前の協定には、充分な条件が必要であると思う。
福島の原発事故にしても、3年を経過して、いまだに解決を見ない事が多数ある。それだけに慎重さが必要では無いでしょうか。
(えびなたろう)
日本がトルコ、アラブ首長国連邦(UAB)と結ぶ原子力協定が衆議院で可決され、今国会での承認が確実になった。
協定は、平和利用に限定して原子力関連の機材や技術を提供するための取り決めで原発輸出の前提条件である。
安倍政権は成長戦略の一環として原発輸出に熱心である。しかし、日本は世界で、唯一の被爆国であり、福島原発の様な原発事故の被害国でもある。それだけに、安全に対しては、完全に制御できる技術を持っていなければならないと思う。
安倍総理は3月にもオランダで開かれた核安全サミットに参加し、トップセールスに努めた。
原発1基の事業費は数千億円に達する。それが2030年までに世界で370基も見込まれ原発輸出が国の経済を支える柱となると見込んで居る様だ。
しかし、其れが万一重大事故に繋がった場合その賠償金も莫大で、日本経済の足を引っ張る事に成りかねない。
しかし、首相は「日本は世界一安全な原発の技術を提供できる」と言い切っている。そして、輸出によって、世界の原発の安全性向上に貢献できる。と言っている。確かに火力発電に比べ、二酸化炭素の排出量の少ない原子力発電は、地球温暖化対策にも寄与する事にはなるが、その前提は「世界一安全」であることなのである。
中でも、トルコは日本と同様、世界でも地震の多発国で、1999年イスタンプールを含む北西部でマグニチュード7.4の大地震を経験し、1万7000人が死亡する被害も出している。
従って、トルコとの協定は内容にも大きな問題があると思われる。
協定の承認は憲法の規定で承認され、衆議院で可決すれば参議院は関係なく輸出は可能になる。それだけにトルコに付いては、事前の協定には、充分な条件が必要であると思う。
福島の原発事故にしても、3年を経過して、いまだに解決を見ない事が多数ある。それだけに慎重さが必要では無いでしょうか。
(えびなたろう)
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