５０００万件１年以内解明出来るか？？

５０００万件１年以内解明出来るか？？

今朝から、各局テレビで社保庁改革について与野党の議論がなされているが、内容の不備不明の点が次々出て来て５０００万件の記録ミス解明が１年で出来るかが、争点になっている。
どうも、安倍総理が「１年でやれ！」の一言で与党側は、何としてもやると言う意気込みで出来る出来るの一点張りである。
野党側は、今までの経過の実態から、とても１年では出来ない、早くて５年以上は掛かるのではないかと言う。

両者とも、責任のなすりあいで、自民党は民主党の菅さんが当時の厚生大臣だったことから、責任は菅さんにあると、ビラを１０万枚を作ってばら撒いている。
それが、民主党の憤慨に油をさしている。自民党はこのビラが社保庁不祥事の言い訳に通じるとでも思っているのだろうか。

国民の不安は、少しも払拭されていない。むしろ、このまま行けば、今回の法律で1年半後に社保庁が解体されてしまい、解明の手掛かりになる、データーや記録の消滅されるのを最も心配されるところである。

安倍総理の強引で拙速なやり方は、どう見ても参議院選挙を意識しての行動で、細かな議論もせずに可決を急いだ事が、与野党間に決定的な溝を作ってしまった。
本来超党派で、国民の立場本意で議論し対処するべき問題であるのに溝を深くしてしまった事は何とも、困った問題である。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（えびなたろう）