首相の決断で大飯再稼働を決定 (012.06.09.)
大飯原発を再稼働するのか、しないのかで国論を二分する騒ぎが、展開する中で、するにしても、しないにしても、その問題に両派の立場を象徴する利害・利権・こだわり・責任問題・等々が絡み、理由は「安全性」と言う言葉に集約されながらも、両派の行動は日本の行方がどうなるのか、と言うところまで行ってしまった。
昨日の夕刻、野田総理は記者会見を開き、関西電力大飯原発3・4号機について「原発は重要な電源だ。国民生活を守るために再稼働すべきだと言うのが私の判断だ」と明言し国民や立地自治体に理解を求めた。そして、これに対し、県知事も、大井町長も同意を表明したと言う事である。これによって政府は16日にも正式稼働を決めるものと思われる。
昨年の原発事故は、想定しない「メルトダウン」と言う原子力を扱う専門家が、「起こしてはいけない最悪の事故だ!」と言いながらも起こしてしまい、その事故が基で、今迄の「原子力安全神話」は完全に崩れ、「危険を起こす物」と言うレッテルが張られてしまった。
今迄が「メルトダウン」を起こさない取扱いで安全に操作していたからで、それが、慣れに繋がり、一線を越えては成らない、危険意識を、踏み外してしまった事が今回の事故に成ったのである。そこが、「天災」なのか「人災」なのかが問われている所である。
従って、「安全性の問題」の論議は、人間の成し得る制御機能の範囲内での安全性は保たれるが、一線を越えた事故に遭遇すれば、如何しようも無くなる大事故に繋がる事になってしまう。
今回の再稼働の問題も、100%の安全性は無い物の、今ここで、稼働させない事による原発依存が、国民生活に与える影響が計り知れないと言う判断で、危険を承知で稼働すると言う賭けに出た行動を、敢えてとる事を決断したと言う事である。
「安全神話」を信じて今日まで、遣って来た日本の世の中を100%の方向転換する事は、多大な社会混乱を引き起こすことは、当然の事で、最終目的は「脱原発」と言っても大きな社会的混乱を起こさない様に「脱原発」を達成させる事には、それなりの時間が掛かると言う事なのである。
今回、両派の意見は、夫々に理解する所があるが、総理が此処で、決断したことは、反対派であっても“了”とせざるを得ないのではないでしょうか。
(えびなたろう)
大飯原発を再稼働するのか、しないのかで国論を二分する騒ぎが、展開する中で、するにしても、しないにしても、その問題に両派の立場を象徴する利害・利権・こだわり・責任問題・等々が絡み、理由は「安全性」と言う言葉に集約されながらも、両派の行動は日本の行方がどうなるのか、と言うところまで行ってしまった。
昨日の夕刻、野田総理は記者会見を開き、関西電力大飯原発3・4号機について「原発は重要な電源だ。国民生活を守るために再稼働すべきだと言うのが私の判断だ」と明言し国民や立地自治体に理解を求めた。そして、これに対し、県知事も、大井町長も同意を表明したと言う事である。これによって政府は16日にも正式稼働を決めるものと思われる。
昨年の原発事故は、想定しない「メルトダウン」と言う原子力を扱う専門家が、「起こしてはいけない最悪の事故だ!」と言いながらも起こしてしまい、その事故が基で、今迄の「原子力安全神話」は完全に崩れ、「危険を起こす物」と言うレッテルが張られてしまった。
今迄が「メルトダウン」を起こさない取扱いで安全に操作していたからで、それが、慣れに繋がり、一線を越えては成らない、危険意識を、踏み外してしまった事が今回の事故に成ったのである。そこが、「天災」なのか「人災」なのかが問われている所である。
従って、「安全性の問題」の論議は、人間の成し得る制御機能の範囲内での安全性は保たれるが、一線を越えた事故に遭遇すれば、如何しようも無くなる大事故に繋がる事になってしまう。
今回の再稼働の問題も、100%の安全性は無い物の、今ここで、稼働させない事による原発依存が、国民生活に与える影響が計り知れないと言う判断で、危険を承知で稼働すると言う賭けに出た行動を、敢えてとる事を決断したと言う事である。
「安全神話」を信じて今日まで、遣って来た日本の世の中を100%の方向転換する事は、多大な社会混乱を引き起こすことは、当然の事で、最終目的は「脱原発」と言っても大きな社会的混乱を起こさない様に「脱原発」を達成させる事には、それなりの時間が掛かると言う事なのである。
今回、両派の意見は、夫々に理解する所があるが、総理が此処で、決断したことは、反対派であっても“了”とせざるを得ないのではないでしょうか。
(えびなたろう)
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