きまぐれ発言

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「麻生対小沢」三代目と二代目

2008-11-26 16:06:46 | Weblog
「麻生対小沢」三代目と二代目       (008.11.26.)

昨日の毎日の夕刊に「偉大な祖父にあやかりたい」と言う記事が掲載されていた。麻生総理は自分の祖父が吉田茂であることを、事あるごとに口にし、自慢の祖父であるから命日(10月20日)には青山霊園のお墓におまいりするそうである。

今回総理に成った時も墓参し報告をしたそうで、祖父には強い「あやかりたい」と言う気持が強いようである。

吉田茂元総理は、戦後日本の大物政治家として、鳩山一郎と並んで、歴史上の人物であるが、その手腕は、沈着冷静、的確な状況判断の元、全国民を引き付けて、戦後の日本を立ち上がらせた立派な政治家であった。

吉田総理の偉かったのは、それを支える立派な政治家が、取り巻きに居たからで、その側近の一人に小沢佐重喜(おざわさえき)氏がおり、日米安全保障条約改定において、衆議院安全保障条約等特別委員長を務め、安保改定実現に大きな役割を果したのである。

その小沢佐重喜氏こそ現民主党の代表小沢一郎の父親である。

小沢佐重喜氏は吉田茂に重用され、吉田内閣の運輸大臣・逓信大臣・初代郵政大臣兼電気通信大臣・建設大臣、更に岸内閣・池田内閣でも党の要職・行政管理庁長官・北海道開発庁長官等も歴任されている。
当選10期で没後、正三位勲一等を授与されている。

その息子と、吉田茂の孫が、目下日本の政界で、自民党と民主党とに別れて対峙していると言う事です。

小沢一郎氏は、その様な親父の事を、一度も口にした事もなく、知っている人も少ないと思うが、方や麻生総理は、二言目には祖父吉田茂を口にするところは、「あやかりたい」との思いからかもしれないが、私の思いからすると、「月とスッポン」程の違いがある様に思う、軽率な発言、二転三転する考え方、等々吉田にはなかった。

漢字の読み違いは吉田茂にもあったそうで、吉田総理が入閣閣僚の名簿の奏上で小沢佐重喜氏の名前を「さじゅうき」と読み上げ、天皇陛下から誤りを指摘されたと言う話は有名である、そこだけは孫にも似たところがあるようだが、一般には「三代目では身上潰す」と言う諺もあるから、麻生総理の軽率な振る舞いは、吉田茂も苦虫を噛んでいるかもしれない。
(えびなたろう)


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