中国、知識人を続々と拘束

中国、知識人を続々と拘束　　　　　　　(2013-09.17.)

習近平政権は、「中国の夢」と言う民族主義を煽るスローガンを掲げて登場したため、外国の立場や価値観を理解し、其れを国内で説明する知識人は邪魔な存在である。其のためか、見せしめとして、黙らせる事が目的で、逮捕し拘束し始めた。

対称は、体制を殆ど批判しない穏和派とされる人でも対日関係者や、企業人、記者等で、人権の尊重や、欧米の価値観に共鳴を持つ知識人が、次ぎ次と狙われている。

著名な投資家で、企業家でもある王功権氏が13日に、公共秩序を乱したと言う容疑で北京の公安局に拘束された。王氏はインターネットで中国が抱える社会問題について積極的に発言しており、大きな影響を持つ人物だが、反体制活動家ではなく、共産党政権にも批判した事は殆どありません。

王氏の他にも中国版ツイッター「微博（ウェイボ）」で1200万人以上のフォローワーを持つ評論家の薛必群氏ら、約100人が拘束されたと言う。

共産党の古参の幹部は「政権基盤を固める為に習近平氏が、毛沢東の手法を真似た文化大革命さながらの「粛清」に国民の支持が得られるのか」と話していると言う。
（えびなたろう）