米朝合意違反をやる北朝鮮

米朝合意違反をやる北朝鮮　　　　　　　（012.03.17.）

先月の29日に米国と北朝鮮が会談し、発表した声明の中で、「核実験と長距離ミサイルの発射は中断する」との声明を発表した。　所がその半月後の昨日（16日）北朝鮮は「4月12日～16日に光明星3号を打ち上げる」と言い出したました。

此の発表は明らかに米朝合意に違反するもので、またまた「北朝鮮は国際的な合意事項に違反するものである」とアメリカは態度を硬化している。

今回の発射は、「金日成（キム・イルソン）主席の誕生100年に合わせて独自の力と技術で製造した実用衛星を打ち上げる事になる」「今回の“光明星3号”は、極軌道を飛ぶ地球観測衛星で、運搬ロケット“銀河3号”は、平安北道鉄山群の西海衛星発射場から南向きに4月12日から16日までの間に打ち上げられる」とした。南に向けた発射は今回が初めてである。

韓国政府は早速声明を発表し、「北が発表した通り“実用衛星”を打ち上げるのなら、これは“弾道ミサイル技術を利用した全ての発射”を禁止した国連安全保障理事会の対北決議第1874号に明白に違反する行為である」と批判した。また、米国国務省は、「極めて挑発的」だと批判している。

北朝鮮は、国内の食糧不足で、飢えに苦しむ国民が多くいる事に、食料援助を願いでていたが、それに対し、アメリカが、人道的見地から、「何はともあれ助けねば」と数万トンの援助に踏み切ったばかりである。
また、北朝鮮は、金正恩（キムジョンウン）と言う若い最高指導者に変わり、世界との協調路線で行くのであれば、周りの国々は支援を惜しまない態度でいたが、またまた、約束を破ってミサイルを飛ばすとは、国際的信義も何もあったものではありません。

まだまだ、北朝鮮は、国際的なルールーも守れない、品位の低い国であるから仕方がないが、今のところ、いくら、強がりや、見栄を張っても、周りに大した影響のない国だから、まだ他国も黙って見て居るが、アメリカを相手に「挑発的な行為」を平気で遣って退ける所は、大したものである、と言うか、呆れる、と言うか、少し狂ってきて自分が判らなくなって来ているのではないでしょうか。

それでも、日本は、拉致問題を抱えて居るだけに困った国で、少しは話の分かる国になってほしい物である。
（えびなたろう）