漆間発言は「厳重注意」では済まされまい (009.03.10.)
「政治と金」の問題で、企業献金のあり方は、どんな法律を作ってもグレーの部分を払拭する事は出来ない。
事業を受注する企業側はその気になれば、あらゆる手段を使って、裏ルートを考える事だろうし、違法を知っていても「知らぬ」「存ぜぬ」を押し通せば、なかなか立件するのも難しい問題である。
それだけに、よほどの事がない限り見逃されて来た事が通例である。ところが政権交代が行われるかどうかの選挙戦を前にして、野党の党首の公設第一秘書が突然逮捕されると言う事になったから、野党の幹部はもちろん、国民の側でも、「なぜ今この時期に」と言う疑いがもたれ、与党の仕掛けではないかの疑いが言われてもいる。
それでも公平・公正を、尤うとしている特捜部がやるのだからと、疑念は抱いていたが、成り行きをも守っていた。
ところが、オフレコ記者会見の中で、操作のバランスを考えて、「操作は自民党にも及ぶのか」と言う質問に内閣の高官が、「自民党の方まで及ぶ事はない」と言う発言が出たそうである。
此れには、記者たちも今までの疑惑が益々深まり、内閣の高官が言ったと言うが誰が言ったんだ、と言うことになり、オフレコだから名前は言わない約束の様であったが、遂に河村官房長官が、言った本人は、副官房長官の「漆間巌氏」だと言うことが判明した。
漆間氏とはどの様な人か始は解らなかったが、実は政府事務方のトップで警察庁長官を経験している人である。
此れでは、普通の人の発言と異なり、大きな影響力を持つ発言で、しかも「オフレコだから」と言うことだが、なお更、政府の知っている事で、言ってはいけない言葉が出てしまったのである。
麻生総理は「オフレコ発言の内容が誤って報じられている」と答弁したが記者たちは「誤報」と言われて噛み付いたら、「誤報は撤回する」「漆間氏の記憶と記者の受け止め方にズレがあった」と発言の訂正があった。
しかし漆間氏の発言は、いくら撤回しても訂正しても、発言の根底に「政治的意図が全くない」とはとても思えない発言で、この問題も背景が「解散を目の前にしている事」「政権交代を巡って与野党が熾烈を極めている事」「狙われたのが野党の党首の公設第一秘書である事」「漆間氏のこの様な重大発言を『厳重注意』だけで済まそうとしている事」
などから、仕込まれた操作の疑いが濃厚である。
しかし、この様な与野党が「政治と金」の問題で、互いに「汚点」を擦り合いしている事は真に見苦しい情けない問題で、世論調査でも国民の答えは「小沢代表にも6割が辞任を求める数字が出ている」その一方で麻生総理の支持率は決して上がっては居ない。
だから、早く解散をして、国民の信任を得た政権の基で、国の大改革を行いその中で企業献金の全面禁止にすることも行なうべき一つなのである。
(えびなたろう)
「政治と金」の問題で、企業献金のあり方は、どんな法律を作ってもグレーの部分を払拭する事は出来ない。
事業を受注する企業側はその気になれば、あらゆる手段を使って、裏ルートを考える事だろうし、違法を知っていても「知らぬ」「存ぜぬ」を押し通せば、なかなか立件するのも難しい問題である。
それだけに、よほどの事がない限り見逃されて来た事が通例である。ところが政権交代が行われるかどうかの選挙戦を前にして、野党の党首の公設第一秘書が突然逮捕されると言う事になったから、野党の幹部はもちろん、国民の側でも、「なぜ今この時期に」と言う疑いがもたれ、与党の仕掛けではないかの疑いが言われてもいる。
それでも公平・公正を、尤うとしている特捜部がやるのだからと、疑念は抱いていたが、成り行きをも守っていた。
ところが、オフレコ記者会見の中で、操作のバランスを考えて、「操作は自民党にも及ぶのか」と言う質問に内閣の高官が、「自民党の方まで及ぶ事はない」と言う発言が出たそうである。
此れには、記者たちも今までの疑惑が益々深まり、内閣の高官が言ったと言うが誰が言ったんだ、と言うことになり、オフレコだから名前は言わない約束の様であったが、遂に河村官房長官が、言った本人は、副官房長官の「漆間巌氏」だと言うことが判明した。
漆間氏とはどの様な人か始は解らなかったが、実は政府事務方のトップで警察庁長官を経験している人である。
此れでは、普通の人の発言と異なり、大きな影響力を持つ発言で、しかも「オフレコだから」と言うことだが、なお更、政府の知っている事で、言ってはいけない言葉が出てしまったのである。
麻生総理は「オフレコ発言の内容が誤って報じられている」と答弁したが記者たちは「誤報」と言われて噛み付いたら、「誤報は撤回する」「漆間氏の記憶と記者の受け止め方にズレがあった」と発言の訂正があった。
しかし漆間氏の発言は、いくら撤回しても訂正しても、発言の根底に「政治的意図が全くない」とはとても思えない発言で、この問題も背景が「解散を目の前にしている事」「政権交代を巡って与野党が熾烈を極めている事」「狙われたのが野党の党首の公設第一秘書である事」「漆間氏のこの様な重大発言を『厳重注意』だけで済まそうとしている事」
などから、仕込まれた操作の疑いが濃厚である。
しかし、この様な与野党が「政治と金」の問題で、互いに「汚点」を擦り合いしている事は真に見苦しい情けない問題で、世論調査でも国民の答えは「小沢代表にも6割が辞任を求める数字が出ている」その一方で麻生総理の支持率は決して上がっては居ない。
だから、早く解散をして、国民の信任を得た政権の基で、国の大改革を行いその中で企業献金の全面禁止にすることも行なうべき一つなのである。
(えびなたろう)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます