きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

建設的でない党首討論

2010-06-23 10:48:31 | Weblog
建設的でない党首討論        (010.06.23)

日本の危機に直面して各党が持っているベストの対策が論じられる事を国民は期待していたが、昨日の9党による党首討論は、建設的な意見やアイデアー等が全く論じられる事が無く、ただ、野党は与党を、何かに付けてケチをつて反撃するばかりで、全く低レベルの党首討論であった。
消費税問題で、賛成だ!、反対だ!、わが党の主張の真似だ!、パクリだ!、等々である。

財政の問題は、国が抱えている大赤字の問題で、収支のバランスが取れる様にしたいと、言う事に尽きると思うのだが、其の為にどの様な対策が必要かという対策問題はどの党にもチャンとした政策を持って論ずるべきで、其れが全く示されていない、あれでは政党としての体を成していない「意味の無い喧嘩の言い合い」と同じである。

国民が増税に反対するのは、「あれだけ使途に無駄があるではないか」「税金の使い方にあれだけ不公平が放置されているではないか」「官僚や天下りOBの人件費(報酬・手当等)が民間に比べて異常に高いではないか」等々の不満が鬱積している中での増税だからで、国民が「事業仕分け」や「官僚優遇の見直し」等には諸手を挙げて賛成している事からも読み取る事が出来る。

また、税金の収納率の悪さから、「クロヨン(9,6,4)」とか「とーごーさんぴん(10,5,3,1,)」と言われ、100%の納税を果たしているのは、サラリーマンだけである。
この事の対策としては、「全国民の納税番号制」が実施される事が一番大切なのに何処の政党も何も言わない。

子供手当て問題も、出す事の必要性は認めるが、あの出し方では、「ばら撒き」であると攻撃する、長妻厚生大臣も「今の制度では国民所得の把握出来ないから、一律補助しか出来ない」と言っている。これも日本に「国民納税番号制」が無いからで、世界の先進国で番号制度の無い国は日本だけである。あたかも穴の空いたバケツで水を汲んでいる様な物である。

この制度がなぜ今まで出来なかったのかは、税金逃れのためにも、所得を明確にされたくないと言う、自民・公明支持者の反対があった為で、これの実施には全国民が「100%納税が当たり前である」と言う意識を持って貰わないとダメである。

其の反対に、租税特別措置法等の、税金の優遇措置が数百件以上もあり、其れが利権に絡んだ政党間に裏資金に繋がっている事を思えば、どの政党も口を閉じざるを得ないのかも知れないが、「政権交代」の実はこの様なところにある事を自覚して貰いたい。

郵便料金の特別優遇措置の悪用で数億円の利益を得ていた問題は将に氷山の一角に過ぎないのである。
国民は納得の上での増税は、何も文句を言わないが、底抜けのバケツで税金をすくっている状態では、納得するわけには行かないのは当然の事でしょう。
(えびなたろう)


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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2010-06-23 15:55:33
それをちゃんとするのが与党の責任だろ。
やりもしないで野党批判してるようじゃ自民政権と同じだわ。
国民も気付いて支持率も下がりまくってるじゃん。
民主党員さんも無駄で無意味で愚かな擁護はやめたら?
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