深刻化する大気汚染(中国) (2014-01.16.)
深刻化が進む中国の大気汚染で、復旦大学(上海)の研究グループは産経新聞の取材に対し、心臓など循環器系で疾患を引き起こす危険性がある微小粒子物質として「PM0.5」の存在を指摘した。今迄のPM2.5よりも粒子が更に小さく肺の奥まで侵入し、心臓や、弁などに障害を与えると言う事なのである。
人体には呼吸時に、大気中に含まれる異物を除去するための機能が備わっているが、その粒子の大きさは直径が7マイクロメートル(1マイクロメートルは千分の1ミリメートル)で、MP7.0までが除去出来る様になっている。従ってそれ以下の微粒子は鼻腔を通し、気管支炎や喘息(ぜんそく)等の呼吸器系疾患を起こす恐れがある。
今まで、よく問題視されているのは、PM2.5であるが、其れより更に超微粒子のPM0.5というもので、無論、此れに成ると肺内部の気管支を通り抜け、血液中の二酸化炭素を酸素に交換する肺まで侵入。その後血液に流入し心臓弁などに疾病を引き起こすおそれがある。研究グループはPM0.5と健康被害の関連性を今後更に調べる方針にようだ。
既に、観測が進んでいるPM2.5に付いては、日本の環境基準では1日の平均濃度が1立方メートル当たり35マイクロクラム以下である。だが、中國はこれをはるかに上回る、数百マイクログラムと言う深刻な大気汚染が連日観測されている。
一般に微粒子浮遊物質というのは、特に自動車の排ガスや、工場の煤煙(ばいえん)などに多く存在するから、この面での規制が、伴わないと、防止できないものである。
今迄ある既存のマスクや空気清浄機などでは十分でない可能性がある事から、防止の対策には、排ガスや、煤煙の規制の強化以外に現状では制御出来ないのである。
従って、この問題は、政府や国の取り組む姿勢に一重に掛かっている問題だ。
(えびなたろう)
深刻化が進む中国の大気汚染で、復旦大学(上海)の研究グループは産経新聞の取材に対し、心臓など循環器系で疾患を引き起こす危険性がある微小粒子物質として「PM0.5」の存在を指摘した。今迄のPM2.5よりも粒子が更に小さく肺の奥まで侵入し、心臓や、弁などに障害を与えると言う事なのである。
人体には呼吸時に、大気中に含まれる異物を除去するための機能が備わっているが、その粒子の大きさは直径が7マイクロメートル(1マイクロメートルは千分の1ミリメートル)で、MP7.0までが除去出来る様になっている。従ってそれ以下の微粒子は鼻腔を通し、気管支炎や喘息(ぜんそく)等の呼吸器系疾患を起こす恐れがある。
今まで、よく問題視されているのは、PM2.5であるが、其れより更に超微粒子のPM0.5というもので、無論、此れに成ると肺内部の気管支を通り抜け、血液中の二酸化炭素を酸素に交換する肺まで侵入。その後血液に流入し心臓弁などに疾病を引き起こすおそれがある。研究グループはPM0.5と健康被害の関連性を今後更に調べる方針にようだ。
既に、観測が進んでいるPM2.5に付いては、日本の環境基準では1日の平均濃度が1立方メートル当たり35マイクロクラム以下である。だが、中國はこれをはるかに上回る、数百マイクログラムと言う深刻な大気汚染が連日観測されている。
一般に微粒子浮遊物質というのは、特に自動車の排ガスや、工場の煤煙(ばいえん)などに多く存在するから、この面での規制が、伴わないと、防止できないものである。
今迄ある既存のマスクや空気清浄機などでは十分でない可能性がある事から、防止の対策には、排ガスや、煤煙の規制の強化以外に現状では制御出来ないのである。
従って、この問題は、政府や国の取り組む姿勢に一重に掛かっている問題だ。
(えびなたろう)
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