期待できない「中国3中総会閉幕」 (2013-11.14.)
歴代重要な会議であると、されて来た中國共産党の3中総会も、司法改革を進める方針が示されただけで、全く期待外れの会議で閉幕となった。
全国各地から、数千人の陳情者がこの会議に期待して、陳情に集まったが、司法改革の具体案については、明らかにされず、疑問だけが残る、結果に終わった。
中國共産党の、第18期中央委員会第3回総会(3中総会)が採択したコミュニケでは、金融システムの整備、国内消費を念頭に置いた市場開放、経済格差などの是正は「2020年までに成果を示す」という物で、改めて「社会主義市場経済」の堅持を示しただけで、具体策に乏しい内容にとどまった。
強大な既得権益を握る国有企業を中心とする硬直的な経済構造をどの様に変えて行くか等の、具体策は示されず、党内抵抗勢力に配慮した玉虫色のコミュニケで終始し「改革なき改革路線で終わる懸念」(上海の学識経験者)がある。前回トウ小平氏の主導した「改革開放政策」から35年を総括し、「改革」の文字は45回以上使われているものの、掛け声倒れの印象は拭えないものとなった。
習近平氏自身も「改革は一度に遂げる事は出来ない」と述べ、改革は「一時の苦労で後が楽になるものではない」とも述べている。
3中総会直後の発言公開は、政治・社会分野にも踏み込んだ改革方針は容易ではないとの見方をしめしたものと見られる。
また、地方政府による不良債権を巡って当局が捜査を進める「シャドーバンキング(影の銀行)に付いても、明確な問題解決策なども示されて居ない。
もはや、習近平政権も周りの流れに流され、お手上げの状態ではないでしょうか。
(えびなたろう)
歴代重要な会議であると、されて来た中國共産党の3中総会も、司法改革を進める方針が示されただけで、全く期待外れの会議で閉幕となった。
全国各地から、数千人の陳情者がこの会議に期待して、陳情に集まったが、司法改革の具体案については、明らかにされず、疑問だけが残る、結果に終わった。
中國共産党の、第18期中央委員会第3回総会(3中総会)が採択したコミュニケでは、金融システムの整備、国内消費を念頭に置いた市場開放、経済格差などの是正は「2020年までに成果を示す」という物で、改めて「社会主義市場経済」の堅持を示しただけで、具体策に乏しい内容にとどまった。
強大な既得権益を握る国有企業を中心とする硬直的な経済構造をどの様に変えて行くか等の、具体策は示されず、党内抵抗勢力に配慮した玉虫色のコミュニケで終始し「改革なき改革路線で終わる懸念」(上海の学識経験者)がある。前回トウ小平氏の主導した「改革開放政策」から35年を総括し、「改革」の文字は45回以上使われているものの、掛け声倒れの印象は拭えないものとなった。
習近平氏自身も「改革は一度に遂げる事は出来ない」と述べ、改革は「一時の苦労で後が楽になるものではない」とも述べている。
3中総会直後の発言公開は、政治・社会分野にも踏み込んだ改革方針は容易ではないとの見方をしめしたものと見られる。
また、地方政府による不良債権を巡って当局が捜査を進める「シャドーバンキング(影の銀行)に付いても、明確な問題解決策なども示されて居ない。
もはや、習近平政権も周りの流れに流され、お手上げの状態ではないでしょうか。
(えびなたろう)
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